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自治体の皆さまへ

古今東西 ぐん(郡)ぐん(郡)行きます! 第58回

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宮城県仙台市 クリエイティブ・コモンズ

郡市長がさまざまな現場を訪問し市民の皆さまの活動の様子などをお伝えします

■第58回 一般社団法人泉青年会議所編
イベントの実施などを通して、泉区のにぎわいづくりや活性化に取り組む「一般社団法人泉青年会議所」の皆さんにお話を伺いました。

○泉区を活気あるまちに
現在の泉区がまだ泉市だった昭和49年に誕生し、今年で創立50周年を迎える「一般社団法人泉青年会議所」。20~40歳の会員で構成され、泉区やその近郊でまちづくり活動を行っています。
「泉区民ふるさとまつりをはじめ、地域のSDGs(エスディージーズ)について考えるIZUMI(イズミ)未来構想フェスティバルや、七北田公園をライトアップするIZUMINATION(イズミネーション)など、さまざまなイベントを実施しています」と話すのは、理事長の髙橋大地さん。地域活性化の取り組みのほか、次世代を担う子どもたちの育成にも力を入れているといいます。
この日は七北田川で自然観察会が開催され、子どもたちと一緒に生き物の観察やいかだ下りを行っていました。参加した子どもたちが目をキラキラさせて楽しむ姿がとても印象的でした。副理事長の横田紗和子さんは「イベントを通して七北田川を身近に感じることで、『この川を大切にしよう』と子どもたちの意識が変わっていくのが分かります。最初は生き物に触ることをためらっていた子が素手で触れるようになるなど、子どもたちの成長を実感しています」と笑顔を見せます。地域の自然に親しみながら学び、楽しめる貴重な機会を提供していただいていること、本当にありがたく思います。

○前向きに広げてきた活動
代々引き継いできた活動も、コロナ禍(か)には開催中止を余儀なくされたものもありました。「令和2年に泉区民ふるさとまつりが中止になり、代わりにできる企画はないか考え、誕生したのがIZUMINATIONです。期間中、来場者の方に地域への願いを書いた短冊とLEDのランタンを飛ばしてもらうスカイランタンも実施し、1週間ほどで約1万人の方に来場いただきました」と髙橋理事長は振り返ります。困難な状況にあってもまちの活性化のために知恵を絞り、新しいものを生み出す姿勢は非常に頼もしく感じました。
各地で地域の担い手不足が課題となる中、泉青年会議所は11年連続で会員が増えているのだそう。専務理事の三浦僚さんは「会員には、本業や家族との時間なども大切にしながら青年会議所の活動に取り組むように伝えています。地域貢献を通して自身も成長でき、仕事にも生かされることを示していければ」と話します。会員の皆さんが活動をしやすい体制を整え、やりがいを発信することで、自然と人が集まる組織づくりにつながっているのですね。
今後の活動について、直前理事長の林屋陽一郎さんは「人口が減少していく中で地域が元気であり続けるためには、まちづくりに当事者意識を持って参加する方が増えることが必要。青年会議所で学んだことを多くの人に伝えながらまちの担い手を育て、豊かな社会を実現するための力になっていきたいです」と力強く語ってくれました。

○まちづくりを次の世代に
若い世代が中心となり、自分たち自身も楽しみ、成長しながら地域を盛り上げている泉青年会議所の皆さん。次世代の育成にも積極的に取り組んでくださり、まちづくりのパートナーとして大変心強く思いました。本市としても、市民が誇れる活気あふれるまちとなるよう、より一層力を尽くしてまいります。

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