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自治体の皆さまへ

古今東西 郡(ぐん)郡(ぐん)行きます! 第65回

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宮城県仙台市 クリエイティブ・コモンズ

郡市長がさまざまな現場を訪問し市民の皆さまの活動の様子などをお伝えします

■第65回 みんなで子育てフェスタand健康フォーラム編
1月11日に仙台国際センターで開催した「みんなで子育てフェスタand健康フォーラム」で、出展いただいた団体の皆さんにお話を伺いました。

○子どもも親も笑顔に
「みんなで子育てフェスタand健康フォーラム」は、社会全体で子育てと健康の機運を高めていくきっかけとするために本市が主催したもの。子育てや健康に関する団体によるブース出展やステージ発表などが行われ、会場は多くの来場者でにぎわっていました。
市の子育て支援拠点「のびすく」2館の指定管理者である「NPO法人せんだいファミリーサポート・ネットワーク」のブースでは、手作りの知育おもちゃを紹介。「子どもが笑顔になるために大切な『遊び』に力を入れています」と話すのは、代表の伊藤仟佐子(ちさこ)さんです。ペットボトルのふたなどを使ったおもちゃが並び、子どもたちが夢中になって遊ぶ姿が印象的でした。のびすくでは、子育てに関する相談も行っています。「核家族化が進み、知り合いのいないところで子育てをする親が多い。私たちと話をすることで悩みが解消されたという声もあり、親御さんたちが楽しく子育てできるようこれからも頑張っていきたい」と力強く話してくれました。子育て家庭の応援団として長年活動を続けていただいている皆さんには、本当に頭が下がります。

○若い世代の健康意識向上へ
塩分濃度が異なるみそ汁の試飲などを通して減塩の重要性をPRしていたのは「大学生の食育プロジェクト」の皆さん。栄養士を目指す市内の大学生が、主に若い世代に食の大切さを発信しています。「和食は食塩が多くなりがちですが、だしを使えば少ない塩分でもおいしく食べられることを伝えています」と教えてくれたのは白岩夏実さん。普段の大学生活の中でも、学生の食や健康への意識が低いことを感じているそう。星晴菜(はるな)さんは「今は大丈夫でも、将来健康に影響が出ることがあるので、若いうちからの意識付けが大事だということを広めていきたい」と話してくれました。
東北大学、仙台歯科医師会などで構成され、お口の健康を入り口とした全身の健康づくりに取り組む「仙台市歯と口の健康づくりネットワーク会議」の皆さんは、デンタルフロスを配布して使用を呼びかけていました。東北大学歯学部の宋聖経(ソンソンギョン)さんは「歯間の汚れは歯ブラシが届かず、デンタルフロスでないと落とせません。歯周病は全身の病気にもつながるため、2日に1回は使っていただきたい」と話します。学生の間ではデンタルフロスの認知度が低いそうですが、「啓発活動を行った学校では使用率が高くなり、手応えを感じています」と宋さんは笑顔で話してくれました。
若者自らが、同じ世代が抱える課題を解決するために取り組む姿勢を頼もしく感じるとともに、私も自分の健康について振り返る機会となりました。

○みんなで子育て・健康づくり
このほかにもたくさんの団体の皆さんがそれぞれの取り組みを発信しており、大変心強く思いました。ご協力いただいた団体や企業の皆さん、そしてご来場いただいた皆さんにあらためて感謝申し上げます。引き続き、皆さまと共に「子育てが楽しいまち・仙台」「健康の都 せんだい」の実現に向けて力を尽くしてまいります。

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