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市政トピックス

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宮城県仙台市 クリエイティブ・コモンズ

■せんだいメディアテーク新館長にロバートキャンベル氏が就任します
日本文学研究者で早稲田大学特命教授のロバートキャンベル氏が、4月1日付でせんだいメディアテークの館長に就任します。
ニューヨーク市生まれのキャンベル氏は、日本で40年近くの間、江戸期の日本文学を研究し、東京大学名誉教授や国文学研究資料館館長などを歴任。数々の文学賞の選考委員も務めてきました。また、文化芸術分野に関しても幅広い知識を持ち、国際的な経験を生かしながら多方面で活躍。東日本大震災後は、東北の復興を支援するプロジェクトにも携わってきました。
就任に先立ち、2月3日にキャンベル氏が郡市長を訪問。「とてもワクワクしている。仙台市内外から訪れる人たちにとって、開かれたコミュニケーションの場となるよう、皆さんと一緒に取り組みを進めていきたい」と意気込みを語りました。
今後は、キャンベル氏の国際的な視野や豊富な知見と経験をもとに、せんだいメディアテークにおける文化芸術を通じた人づくりや世界に向けた発信をより一層進めていきます。
任期満了に伴い退任する現館長の鷲田清一(わしだきよかず)氏は、「鷲田清一とともに考える」シリーズなど、自らが携わりながら館の活動を推進してきました。3月23日には、シリーズ最終回の講演が行われます(詳しくは本紙19ページ)。

■一力遼氏に「賛辞の楯」を贈呈
4年に1度開催される囲碁の国際棋戦「第10回応氏(おうし)杯世界選手権」に日本代表として出場し、見事優勝を果たした仙台市出身の一力遼(いちりきりょう)氏の功績をたたえ、2月7日に「賛辞の楯(たて)」を贈呈しました。賛辞の楯は、芸術、文化、スポーツなどの分野で優れた功績を残した市にゆかりのある個人や団体に贈るものです。
郡市長は「主要な国際大会では19年ぶりの日本勢優勝ということで、とても誇らしい。さらなる活躍を期待しています」とたたえ、一力氏は「自分の自信になり、囲碁界にとっても大きい勝利だったと思っています。今後も自分らしく頑張っていけるよう精進していきたい」と力強く話しました。
当日は「仙台市議会議長特別表彰」の授与も行われました。

■アマチュアスポーツで活躍した個人・団体を表彰
2月5日に「仙台市スポーツ賞」の表彰式を仙台国際センターで開催し、全84組に大賞、栄光賞、優秀賞、奨励賞、功労賞を贈呈しました。これは、昨年1年間にアマチュアスポーツの分野で優秀な成績を収めた方や本市のスポーツ振興に貢献された方に贈るものです。
大賞は、第4回世界ジュニアソフトテニス選手権大会などで優勝した天間麗奈選手、卓球の張本智和選手および張本美和選手が受賞しました。式では、天間選手が個人の部受賞者を代表し、「今後はこれまで以上に練習に励み、さらに良い成績を残せるように頑張りたい」とあいさつ。団体の部からは、第15回記念全国高等学校女子硬式野球ユース大会において、2連覇を成し遂げ栄光賞を受賞したクラーク記念国際高等学校仙台キャンパス女子硬式野球部主将の角かどひらり選手が「仙台市の方々にたくさんの感謝と勇気を届けられるよう、これからも高みを目指していきたい」と今後の抱負を語りました。

■障害当事者からの声も―複合施設の整備に向け意見交わす
青葉山エリアに整備する音楽ホールと中心部震災メモリアル拠点の複合施設について、障害のある方やその支援者などから生の声を伺うため、2月2日に「みんなで話そう!新しい文化施設のこと」と題した意見交換会をせんだいメディアテークで開催しました。当日のディスカッションには、視覚や聴覚に障害のある方、肢体不自由の方などを含む25人が参加。4つの班に分かれ、「こんな施設だったら足を運びたい」「こういう環境なら鑑賞や活動がしやすい」などをテーマに話し合いました。
ある班では「災害と音楽を一体的に感じられる場所であってほしい」と、「複合」に着目した要望があがったほか、別の班では「耳が聞こえない分、声が大きくなってしまうことがあるので、大きな声を出しても大丈夫な場所になると安心」と、当事者ならではの意見も。和やかな雰囲気の中、約1時間にわたりそれぞれの考えを出し合いました。
イベントに出席した基本設計業務受注者である株式会社藤本壮介建築設計事務所の藤本壮介氏は、「皆さんが必要としていることや感覚を知れた。愛着が持てる施設になるよう一緒になって考えていきたい」と話しました。
また、会場内には来場者が自由に付箋に意見を書いて共有できるボードも用意。多くの意見が寄せられ、施設整備への関心の高さが伺える1日となりました。今回出された意見を設計や運営方針の検討に生かしていくとともに、引き続き市民の皆さんの意見を取り入れながら、令和13年度の開館に向けて取り組みを進めていきます。

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