令和4年度 決算状況(1)

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令和4年度決算が9月定例会で認定されました。昨年度どのくらいの収入があり、どのような事業や目的に支出したのか、「財政状況の公表に関する条例」に基づき、決算の概要と財政状況をお知らせします。

■一般会計決算の状況
令和4年度一般会計の歳入は137億5,431万円、歳出は131億3,326万円で、歳入歳出差引額は6億2,105万円です。このうち、翌年度へ繰り越すべき財源2,661万円を差し引いた実質収支額は5億9,444万円となりました。

◆歳入
前年度に比べ6億8,492万円の減額となりました。

◇主な減額要因
新型コロナウイルス感染症対策に伴う国庫支出金が大幅に減額したため、収入全体の減額の主な要因となりました。
一方で、町税(固定資産税収入等)が前年度から約5億円増加したことにより、大幅な減額は抑えられ、自主財源の割合が半数を超える結果となりました。

◇ふるさと応援寄附金
ふるさと納税の普及推進により、全国の寄附者の方々から4億1,166万円のご支援をいただき、前年度から9,765万円の増額となりました。

引き続き、各種事業の実施のため、財源確保と安定した財政運営に努めます。

◆歳出
前年度に比べ6億8,608万円の減額となりました。

◇支出割合が大きい経費(目的別)
(1)民生費(37.5%)
主な事業内容は、児童手当、子ども医療費助成、障害福祉等に係る扶助費です。制度上で支出することが義務付けられていて削減が難しく、今後も高齢化などの影響により、増加する傾向にあると推測されます。

(2)総務費(12.4%)
主な事業内容は、物価高騰対応のためのプレミアム商品券事業やゼロカーボンシティ宣言による省エネ家電製品買替促進補助事業などです。

(3)教育費(11.7%)
主な事業内容は、小中学校の運営や、文化交流センター・総合体育館等の管理運営事業などです。

◆歳出(性質別)円グラフ用語解説
◇繰出金
一般会計から特別会計や企業会計に支出される経費

◇積立金など
その他、基金への積立金、施設の維持補修費等

◇公債費
道路等の社会資本の整備等の事業のために借り入れた地方債の返済に要する経費

◇投資的経費
道路、橋りょう、公園、学校、町営住宅の建設等社会資本の整備に要する経費

◇人件費
議員報酬や町職員等の給与等の経費

◇補助費
一部事務組合や町内の団体等に補助する経費

◇扶助費
児童福祉法や老人福祉法等の法令に基づき、被扶助者に対して、その生活を維持するために支出される経費

◇物件費
人件費、維持補修費、扶助費、補助費等以外の消費的性質の経費の総称

■町債残高
町債は町の借金に当たります。令和4年度末の町債残高は、前年度末に比べ4億2,394万円の減額となりました。

■基金残高
基金は町の貯金に当たり、そのうちの財政調整基金は、いざという時に取り崩すための貯金です。令和4年度末の基金残高は、前年度末に比べ1億3,198万円(うち、財政調整基金5,117万円)の増額となりました。