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町長コラム ベア・パル

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宮城県利府町

■博多南駅
10月、福岡県那珂川(なかがわ)市へ視察に参りました。同市は利府町と同じく大規模な新幹線車両センターがあり、基地内に住民側の要望で「博多南駅」を設置。新幹線をローカル線の運賃で乗車可能にし、隣の大都市「博多駅」まで8分間の快適な通勤時間を提供しています。運賃は330円。もちろん、博多駅をはじめ、大都市圏である広島、大阪、東京などにも、直接アクセス可能です。
これを利府町でも可能なのか、町側の模索が始まっています。もちろん相手のある事ですから独り善がりはいけません。博多南駅も地元住民が中心となって運動がはじまりました。できないことはないでしょう、とあらゆるチャンネルを通して、例えば東京2020オリンピック開催の際など、JR東日本さんやオリンピックの組織委員会と話をしてきました。実際住民の足として機能している現場を見て、JR西日本の担当者の方と話をして、どのような設備が町として必要なのか勉強しておく必要があります。大変強行軍ではありましたが、職員を引率して現地に赴き、学び多き視察になりました。博多南駅の車両センター利活用の狙いの「コア」の部分もよく理解できたと思います。先の長い話ではありますが、チャレンジして参りたいと思います。
当コラムでも何度も言及しておりますとおり、利府町は人口減少社会において人口増加を目論見(もくろみ)、様々な社会課題を解決させようとしています。新駅やインフラが整備されれば多くの住民が移り住む事は間違いありません。その際、新中道町内会のような新しい行政区が誕生し、新住民がどのように地域に溶け込んでいくかが課題となります。お祭りや子供会などがどんどんと立ち行かなくなる中、「スポーツの町・利府」はスポーツを通して新しい住民のコミュニティ加入を目指そうとしました。部活動の地域移行などスポーツと地域の関係性が新しい時代を迎える中、町の「スポーツ振興計画」に落とし込もうとその先駆的社会作りに取り組んでいるドイツの「シュポルトフェライン」(※)の考え方を現地視察しようと予算計上しましたが残念ながら議会の理解が得られずご破算となってしまいました。
他地域が諸々の行政機構を人口減のためたたみ始める中で利府町は広げる取組をし始めています。新しい年に向けてスタートダッシュが求められます。飛躍の新年を前によいお年をお迎えください。

※シュポルトフェライン…地域スポーツクラブのことであり、ドイツでは子どもから高齢者まで同じクラブに所属してスポーツに取り組むことで、世代間の交流を図りながらスポーツを楽しむことができ、スポーツが生活の一部となっている。

利府町長 熊谷 大(ゆたか)

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