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自治体の皆さまへ

十符人(とふと)

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宮城県利府町

「十符人(とふと)」では、毎月、利府の魅力づくりや魅力発信に貢献している方を取り上げていきます。

■昆虫ボランティア
佐藤哲夫(さとうてつお)さん
1951年生まれ。36年前に仙台市から利府町のしらかし台に転居。自動車メーカーを定年退職後、スキー指導員の国家資格を取得、子ども達の指導にあたる。6年前に自宅近くの林で採集したカブトムシの繁殖に成功。徐々に数を増やし、2021年より町内の小学校等での無料配布を開始、たくさんの子ども達に喜ばれている。

▽カブトムシの飼育を通して、子ども達に感動を届ける。
3年前から町内の小学校などで子ども達にカブトムシを贈る活動を続けている佐藤さん。「カブトムシを貰った子ども達のキラキラした笑顔はもちろん、次の年に『繁殖もできた』と言って来るお子さんもいて、とても嬉しく、やりがいを感じています」と、満面の笑顔。「豊かな感受性を持つ子ども達にバーチャルの世界ではなく、実物を『見て』、『触れて』、『生命の大切さを感じて』欲しい」と話します。定年退職後、スキーの指導員になり、子ども達と触れ合う楽しさ、またその純粋さや可能性の素晴らしさを実感したという佐藤さん。その時に子ども達のカブトムシ人気を知ったことが契機となり、6年前にたまたま自宅近くで捕まえたカブトムシを繁殖。翌年から飼育数を増やし、自宅前に『カブトムシあります』の看板を立てたところ評判に。年ごとに数を増やし、賛同いただいた町内の4つの小学校や幼稚園に出向き、昨年は5月に幼虫を60匹程度、7月頃に成虫160匹以上を希望するお子さんに無償で配布。現在は400匹ほどのカブトムシを育てており、クワガタムシの繁殖にも取り組んでいます。「昆虫の飼育は子ども達の好奇心を育み、情操教育にも役立ちます。育て方の指導もしていますので、親御さん方にもぜひお子さんの気持ちを理解してあげて欲しいですね」とお話しいただきました。

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