「十符人(とふと)」では、毎月、利府の魅力づくりや魅力発信に貢献している方を取り上げていきます。
■一般社団法人 日本競輪選手会宮城支部所属 プロ競輪選手
荻原 尚人(おぎはら なおと)さん
橋本 智昭(はしもと ともあき)さん
大泉 英則(おおいずみ ひでのり)さん
荻原尚人:1983年生まれ、仙台市出身。中学は野球部、高校で自転車部に所属。2001年18歳でプロテスト(※1)に合格。20歳でデビュー。現在S級1班(※2)。G1レース(※3)に6回出場。
橋本智昭:1982年生まれ。しらかし台中学校卒業。2006年24歳で会社員から競輪選手に転向、28歳でデビュー。現在A級1班。中学時代は野球部。
大泉英則:1981年生まれ、仙台市出身。高校卒業後、2001年20歳で競輪をスタート。23歳でデビューし、現在A級3班の選手として活躍。
(敬称略)
◇スポーツのまち・利府町『競輪』選手が活躍中!
荻原さん、橋本さん、大泉さんは、『スポーツのまち・利府町』で、プロの『競輪』選手として活躍中。「中学時代、将来はプロスポーツ選手になりたいと思い、プロになれる可能性の高い競輪選手を目指した」と荻原さん。「何歳からでも本気で頑張れば選手になれ、選手生命が長いのも魅力」と話す橋本さんは、24歳で社会人から転向。大泉さんは「力士から競輪選手になった方のTV番組を見て、自分もやってみよう」と20歳で競輪をスタート。『日本競輪選手養成所』で約1年間の訓練を受け、『競輪選手資格試験』の難関を突破。A級3班からスタートし、レースの着順を競う実力勝負の世界。「結果が明快で、自分がどう頑張っていけばいいか分かりやすい。栄養学や睡眠が重要。トレーニングは欠かせないが自分の時間も作れる」と荻原さん。橋本さんは「結果に自分で責任を持つやりがいがある」、大泉さんは「自転車レースで収入が得られる事が喜び」と話します。「利府町は自然豊かで暮らしやすく、大和町の練習場(※4)も近く便利ですが、町内に小さい子や小中学生が気軽に運動できる施設や、地形を生かしたサイクリングコースなどもあるといいですね」とお三方。最後に「最高時速70kmにもなるスピード感はもちろん、勝負を左右する選手同士の駆け引きも醍醐味であるレースはほぼ毎日、ネットでライブ中継をしているので、ぜひ一度覗いてみてください!」とお話いただきました。
(※1)競輪選手資格検定。競輪選手になるための国家資格。
(※2)競輪選手の階級。S級S班を頂点にS級1班、S級2班、A級1班、2班、3班の6階級がピラミッド型を形成。半年間のレース結果で翌々期の級班が決まり、収入も異なる。
(※3)S級上位者で選考基準を満たした選手が出場できるレース。オールスター、日本選手権など年6回開催。F2はA級選手のみ、F1はS級とA級1班、2班、G3.、G2.、G1、GP(KEIRINグランプリ)はS級選手のみが出場できる。
(※4)宮城県自転車競技場
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