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町長コラム ベア・パル

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宮城県利府町

■来年に向けて
急遽公示された衆議院総選挙の結果を受け、政界再編に動きがあるようにも見える年末(この原稿は10月末締切)皆さんの一年はいかがだったでしょうか。酷暑に2年連続で強襲された日本列島。夏が長すぎて衣替えも、どうも感覚的に「いずい」日が続きましたが、暦は日々の営みを待ってはくれません。
今年を振り返れば、利府の中央公園野球場でも白球を追った水沢リトル、現LAドジャースの大谷翔平選手一色だったかなと思います。念願のワールドシリーズで優勝のみならずMVPを獲得してほしいと思っています。
その中央公園野球場では今年、画期的な展開が図られました。スポーツ振興課の努力で高校野球秋季大会が開かれたのです。以前から利府町の隣には甲子園で優勝を飾った仙台育英学園高等学校があり、町内には県内強豪校の利府高等学校もある。その2チームが切磋琢磨してプレーに磨きがかかれば、利府町のみならず東北の野球のレベルもより一層上がっていくのではないか。利府高校さんにもどんどん利用していただきたいと思いますし、今後の展開として、各地で女子野球部が立ち上がっていますので、その試合会場、また仙台六大学野球のフィールドとして、第95回都市対抗野球大会で準優勝を飾った社会人野球の雄JR東日本野球部の各試合もどんどん利用していただければ、スポーツ文化も隆盛していくことでしょう。
今年は、残念なこともありました。台湾の大手半導体企業の大衡村進出予定と、その計画断念は私たちの思っている以上に期待と落胆が広がりました。しかし、進出の際に浮かび上がった課題は一つひとつこれからの未来のために解決しなければいけません。大手企業が来たときに必要となるいわゆる「電気、ガス、水道、人材」です。近年は大型倉庫も必要ですし、それらを支える流通網、つまり道路整備が現実的に急務となりました。
役場では今年初開催したイングリッシュキャンプ、大花見大会、メディアツアー、みヤギー・あさガオーの全国一位獲得等々、話題に事欠かないチャレンジに満ちた一年でした。来年の干支はヘビです。巳年の特徴は「再生や再生能力、知恵、繁栄、生命力、健康、不老長寿など」でありますので、町の再活性化や若さ溢れる街づくりに邁進してまいりたいと思います。よいお年をお迎えください。

利府町長 熊谷 大(ゆたか)

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