「十符人(とふと)」では、毎月、利府の魅力づくりや魅力発信に貢献している方を取り上げていきます。
■馬のイラストレーター
おがわ じゅりさん(本名…佐久間 樹理(さくま じゅり)さん)
神奈川県出身、1978年生まれ。高校卒業後、北海道のサラブレッド生産牧場を経て乗馬クラブに勤務。その頃から馬のイラストを描き始め、乗馬雑誌でデビュー。オリジナルグッズも商品化され、2007年には中山競馬場・地下通路のイラストを担当。2012年に利府町に移住。現在もJRA(日本中央競馬会)を中心に、様々な場で活躍中。
◇馬を愛して、好きを仕事に。みんなに伝えたい、馬の魅力。
中学時代に将来は馬に関わる仕事をしたいと思い、高校卒業後は北海道のサラブレッド生産牧場に就職するものの、厳しい世界に半年で退職。神奈川に戻り、乗馬クラブで働きながら独学で馬のイラストを描き始めたというおがわじゅりさん。「乗馬クラブの会員さんの紹介で乗馬雑誌の出版社にイラストを持ち込み、仕事を頂くようになったのが最初ですね」と話します。愛くるしい馬のイラストを描いた缶バッジなどは、フリーマーケットでたまたま馬グッズ会社の社長さんの目に留まり商品化。ブログで始めた『元競走馬のオレっち』は、幻冬舎コミックスから出版。「人に恵まれ、本当に運が良かったとしか言えません」と、じゅりさん。東京競馬場ほか各地の競馬場、またJRA関連のグッズ等のイラストレーターとして、現在も活躍の場を広げています。「自分のイラストが世に出て、いろいろな方から感想をいただけるのは嬉しいですね」と笑顔で話します。ご主人の希望もあって2012年に自宅兼仕事場を利府町に構え、昨年は『利府スポーツ流鏑馬(やぶさめ)大会』にブースを出店。北海道新ひだか町のサポート大使も務めるじゅりさん、「利府町でも小学校などで馬のイラストの描き方や馬の魅力を伝える特別授業などが出来たらいいですね。たくさんの方が馬に興味を持ってくれたら最高です」とお話くださいました。
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