市長コラム 縦走

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■「今年の3大ニュース」
名取市長　山田　司郎(やまだ　しろう)

早いもので今年も師走を迎え、一年を振り返る季節になりました。
2023年は、不安定な世界情勢による物価高騰や円安が続きましたが、コロナが5類になった5月以降は社会経済活動が一気に活発になり、市内各地域の各種イベントが4年ぶりに盛大に開催された年になりました。
一方、観測史上最悪の猛暑となり、一等米の比率は下がり、野菜や花卉の生育に大きな影響が出てしまいました。
大雨や台風の大きな被害は免れましたが、猛暑を含めて自然災害への備えはさらに万全を期す必要があると感じました。
さて、今年の名取市3大ニュースは、
1.世界の小糸製作所の立地が決定
2.公共交通の見直し「なとりんくる」発進
3.熊野三社勧請900年記念
であったと思います。
この他、本市で初めての複合施設となる新下増田公民館・児童センターの開館や、東北の沿岸部4県29市町村をつなぐ道「みちのく潮風トレイル関係自治体協議会」の設立、また空港周辺の北釜地区への企業進出第1号や首都圏からの移住や関係人口拡大を見据えた早稲田大学と名取市の官学連携協定の締結などもありました。
個人的には、春先に両親を相次いで亡くした後、還暦を迎え、次女が結婚するなど、悲喜こもごもの忘れえない年になりました。
皆さんはどんな一年でしたか?
今年も大変お世話になりました。まもなく慌ただしい年の瀬をお迎えのことと思います。
市民の皆様が、心穏やかに新しい年をお迎えになることを願っています。