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市長コラム 縦走

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宮城県名取市

■「空港と共に進化するまち」
名取市長 山田 司郎(やまだ しろう)

5月末、北釜に進出する企業の安全祈願祭がありました。
鉄道の敷設や保守などを行う会社で、その研修施設が建設されます。
東日本大震災で被災した北釜の防災集団移転跡地への進出第1号であり、東北の空の玄関口である仙台空港周辺の土地活用が本格的に始まります。
現在、イオンモール南側の名取中央スマートIC周辺では、民間主導で区画整理事業が進められようとしており、市としても力強く支援していく考えです。
また、都市計画マスタープランに位置付けた仙台空港IC周辺や、杉ケ袋南を含む空港周辺の開発についても、地域の声をお聞きしながら、目指すべき方向性を検討してまいります。
それぞれのまちづくりの支援・推進と、それらを結ぶ道路交通ネットワークの構築は、空港を生かしたまちの骨格をつくる大切な取り組みになります。
人材の育成も大きなテーマです。
本市ではカナダとオーストラリアへの中学生海外派遣事業を30年以上も継続しており、国際交流実行委員会や国際交流協会ともだちin名取の皆さんに大変なご尽力をいただいています。
国籍や言語、文化や生活習慣に違いはあれ、同じ地球市民として、お互いを理解し認め合うことは、共生社会の第一歩です。
国際空港があるまちとして、今後も国際感覚がある人材の育成を目指していきます。
仙台空港では国際線の就航も徐々に再開されてきており、今後は中国を含めたアジア圏との人流・物流の拡大が期待されます。
本市の農産物や水産加工品などをブランド化して、海外に輸出していくことも空港があるまちの大きなメリットにつながると信じます。
まちづくりや人づくり、ものづくり、それらを結ぶネットワークづくりを進め、本市を空港と共に進化させたいと考えています。

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