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市長コラム 縦走

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宮城県名取市

■「なとりむくむくプレーパーク」
名取市長 山田司郎(やまだしろう)

小学生の頃、私は「野生児」と呼ばれるほど、外遊びが大好きな少年でした。
近所の子たちと棒切れを持って野山を飛び回り、藪をかき分け探検をし、木登りや虫取り、かくれんぼに鬼ごっこ、秘密基地づくりと、とにかく毎日遊ぶのが楽しかった記憶があります。
フィールドは雷神山古墳や近くの原っぱ、川や沼、畑や公園など様々です。
今思うと私は、両親はもちろん、ご近所の皆さんにも温かく見守られ、天真爛漫に、おおらかに育ててもらっていたのですね。
最近は、デジタルゲームの発達やスマホの普及、情報化社会への変遷などにより、子ども達を取り巻く「遊び」や「人との関わり方」の環境や価値観が大きく変わってきています。
機器を使って、より自由により広く人とつながりながら、今後のデジタル社会に必要なスキルを学べる反面、仮想世界と現実との乖離や、人と直接かかわる体験やスキンシップの欠如、運動能力の低下など、心配される側面も出てきていると言わざるを得ません。
市では、今年度も「なとりむくむくプレーパーク」に取り組みます。
山手・平野・沿岸部の市内5か所で子どもたちが自由に外遊びを楽しめる場を提供する事業です。
子ども達には、デジタルゲームでは味わえない季節や自然を五感で感じながら、友達と一緒にできる限りのびのび自由に遊んで欲しいと願っています。

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