■「二十歳の皆さんに贈る言葉」
名取市長 山田 司郎(やまだ しろう)
二十歳を迎えた皆さんは、これから社会の一員として、新たな一歩を踏み出すことになります。皆さんお一人お一人が、社会の原動力として誇りを持って活躍されることをご期待申し上げます。
これから先、名取市の未来を支えていくのは、皆さんの若い力です。
どうか皆さんが育った名取市に誇りと愛情を持ち、進学や就職でふるさとを離れることはあっても、またいつの日か、この名取へ帰ってきて、私たちのまちづくりを担ってほしい、仮に遠くで暮らすことになっても「ふるさと名取」を忘れずにいてほしいと願っています。
いま世界は、新たな感染症や、気候変動による自然災害、国際情勢の不安定化や急速なデジタル化など、これまで誰も経験したことのない予測不可能な未知の領域に直面しています。
日本においても、江戸時代以降ずっと増え続けていた人口が減少局面に入ったり、昨年は観測史上最悪の猛暑になったり、これまでの経験値だけでは対応できない時代になっていると思います。
そんな中、皆さんはこれから先、大きな壁にぶつかったり、自分が何をどうしたいのかも分からなくなるような悩みを抱えたりするかも知れません。
そんな時は、ふるさと名取で共に過ごした友達のことを思い出してください。
学生時代に利害関係なく一緒に泣いたり笑ったりした友達は、皆さんの一生の宝物です。
皆さんが本当に困った時、何も言わずそばにいて、皆さんの心に寄り添ってくれると思います。
私にも親友がいます。普段は馬鹿話ばかりしていますが、何かあるとお互いに支えあえる大切な友達です。
どうか、今、隣にいる友達を大切にして欲しいと思います。
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