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市長コラム 縦走

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宮城県名取市

名取市長
山田(やまだ)司郎(しろう)

■「能登半島地震に思う」
今年は元日に能登半島地震があり、現在も多くの方々が不自由な生活を送られています。
改めてお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、被災されたすべての方々にお見舞い申し上げます。
名取市では、これまで支援物資のお届けや給水支援、保健師等の派遣など、各種支援を続けてきました。
私も第一中学校や閖上小中学校の児童生徒が集めてくれた見舞金や、名取市からの義援金を持参して、輪島市長や教育長に手渡しさせていただきました。
また、宮城農業高校の生徒さんたちは、手作り「米袋バッグ」を販売した売り上げを義援金として集めてくれました。
いずれ、東日本大震災の時に助けていただいた御恩をお返しすべく、今後も石川県をはじめ被災した自治体に対し、息の長い支援をしていきたいと思います。
さて、名取市震災復興伝承館の来館者が2月に15万人を達成しました。
多くの方々に訪れていただき、防災について考えるきっかけになることを願うと同時に、能登半島地震で起きた現実を前にして、東日本大震災の記憶と教訓をほかのまちや後世にいかに伝えていくべきか、葛藤する日々でもあります。
名取市では、年度内に「震災伝承の基本方針」を定め、次年度に「復興記録誌」を取りまとめることとしているほか、市史編さんにおいても震災に係る内容を掲載する予定です。
今ある命、そして未来の命を守る。強い信念で災害に強いまちをめざしていきます。

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