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名取人[第25回]

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宮城県名取市

手倉田枡取り舞保存会
会長 今野 慶一さん

「若い世代へ手倉田枡取り舞を継承していきたい」

市の無形民俗文化財の一つ「手倉田枡取り舞」。この枡取り舞の保存と継承に取り組む「手倉田枡取り舞保存会」の会長が今野慶一さんです。
手倉田枡取り舞は昭和10年代に発足、五穀豊穣を祈り、豊作に感謝する踊りとして手倉田地区に住む農民の有志によって受け継がれてきました。今野さんも保存会の会員だった親の思いを引き継ぎ活動し、平成15年からは会長として精力的に活動を行ってきました。
手倉田枡取り舞は、その長年の活動が認められ、19年に市の無形民俗文化財に指定。現在も歴史資料館まつりや増田西公民館行事などさまざまなイベントで披露されるほか、保存会では、増田西地区の盆踊りの指導などにも取り組んでいます。手倉田枡取り舞を今後も受け継ぐため、若い世代への継承にも力を入れています。17年度からは増田西小学校で、授業の一環として枡取り舞を郷土芸能として伝えています。子どもたちから「枡取り舞のおじちゃん」と声を掛けられることも多くなり、今野さんは地域に融和したこの取り組みに大きな喜びと明るい将来を感じています。
「文化芸能の継承にご理解とご協力をいただいている会員や学校、地域住民の皆さんには深く感謝している」と語る今野さん。豊作の歓びを分かち合う農民の思いから生まれた手倉田枡取り舞は、これからも多くの方の手により継承を続けていきます。

カナダ訪問団の歓迎会でも手倉田枡取り舞が披露されました

※詳細は、本紙P.6をご覧ください。

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