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名取人【第27回】

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宮城県名取市

〔随時掲載〕
名取市鳥獣被害対策実施隊愛島分隊
分隊長 島貫 輝さん
「鳥獣害から地域と農作物を守る」

イノシシや鳥など農作物に被害を与える野生動物を捕獲したり、追い払ったりする活動をしています。
「活動中は銃を使うので緊張感と集中力を切らさないよう意識しています。安全に活動をすることが何よりも大切です」と話します。
名取市鳥獣被害対策実施隊は、愛島と高舘の2つの分隊があり、市内をカバー。年間を通してイノシシ捕獲のほか、田植えと収穫期の春と秋には、鳥の捕獲などを行っています。
活動に従事しているのは、2つの分隊合わせて20人。大半が70代以上の人たちで、40代の島貫さんは隊の中では若手です。
「現在の隊の活動の中心は70代や80代の人たち。持続的に活動を行っていくには若手を迎えることが不可欠」と訴えます。愛島の分隊長に就いた昨年春以降、「若い人を迎えるにはどうしたら良いか」と自問自答の日々が続きます。
会社勤めをしながら活動しているという島貫さん。同じ活動をしていた父親の影響で、5年前に隊に加わりました。
「活動と仕事との日程調整が必要であり、両立させるのは楽ではない」と話す一方でやりがいはとても大きいと力を込めます。
住宅地の近くでイノシシの出没騒ぎが起きた際、「私たちの姿を見た住民の方々から『安心して生活できる』などの声を掛けられ、とてもうれしかった」と目を細ませます。
分隊長として、今後も持続的な活動への模索を続けつつ、「鳥獣害から地域と農作物を守るため活動を続けていきたい」と話します。

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