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自治体の皆さまへ

9月10日から16日は「自殺予防週間」です

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宮城県名取市

■子どものサインに応えるあなたの一言で救われる子どもたちがいます
夏休みなどの長期休暇明け前後には、子どもの自死が増加する傾向があります。令和4年には全国の児童生徒の自殺者数が過去最多となりました。
宮城県の死因に占める自死の状況を年齢階級別でみると、令和2年(2020年)においては、10歳代から30歳代において自死が1位、40歳代では2位となっており、若い世代の死因として自死が上位となっています。

◇宮城県における年齢別死因〔令和2年(2020年)〕

資料:宮城県「衛生統計年報」より名取市作成

自死だなんて、話題にするのは縁起でもない。自死を助長することになるのでは?

自死を考えている人の多くは、誰にそのことを話せばいいのかわからずに悩んでいます。タブー視せずに自死について語り合うことは、その人に自死以外の選択肢があることを知らせ、結果として自死を防ぐことにつながります。ただし、有名人等の自死があった時に、興味本位で大げさにその話題を取り上げることは、自死を助長するとして、そのような報道をしないようWHOがマスコミ向けに注意喚起をしています。

「死にたい」なんて言われたらどうしたら良いかわからない。自死対策なんて素人がやれることじゃないと思う。

もし、身近な人や大切な人が落ち込んでいたらとても心配になりますよね。死んでしまいたいほど悩んでいる人の「孤独・孤立」を防ぐことが、自死対策ではとても大切です。そのためには、専門家だけではなく、身近な人の理解や支えが必要です。
皆さんもぜひ、「ゲートキーパー」になりましょう!

「ゲートキーパー」?それって私にもできますか?

◆誰もがゲートキーパー!自死対策はみんなで!
「いのちの門番」といわれる『ゲートキーパー』は、悩んでいる人に気づき、声をかけてあげられる人のことです。特別な資格は必要ありません。
周りで悩んでいる人がいたら、やさしく声をかけてあげてください。
声をかけあうことで、不安や悩みを少しでも和らげることができるかもしれません。

◆知っておきたい「TALKの原則」~子どもからのSOSに気づいたら~
「なんだかいつもと違う…」気にしておきたい子どものSOSサイン
□集中力が低下する
□成績が急に落ちる
□投げやりな態度が目立つ
□身だしなみを気にしなくなる
□不安やイライラが増し、落ち着きがなくなる
□自分より年下の子どもや動物をいじめる
□怪我を繰り返す

◆やってみよう!「TALKの原則」
Tell:言葉に出して心配していることを伝える
「辛いことがあるんだね」「あなたのことが心配だよ」と言葉にして伝えます。
×「そのくらい大したことじゃないよ」「しっかりして、頑張って」などの安易な励まし。

Ask:「死にたい」という気持ちについて率直に尋ねる
「どんな時に死んでしまいたいと思う?」と率直に尋ねます。
×「死にたいなんて言わないで」と否定する。

Listen:絶望的な気持ちを傾聴する
子どもの考えや行動を良し悪しで判断するのではなく、そうならざるを得なかった、それしか思いつかなかった状況を理解することが必要です。そうすることで、子どもとの信頼関係も強まります。
一方で、助けを求めたいのに、救いの手を避けようとしたり拒否したりと矛盾した態度や感情を表す子どももいます。そういった言動に振り回されて一喜一憂しないようにすることも大切です。

Keep safe:安全を確保する
危険と判断したら、まずは一人にしないで寄り添い、安全を確保したうえで医療機関や相談機関に支援を求めましょう。

参考)教師が知っておきたい子どもの自殺予防(文部科学省)

■主な相談窓口
●24時間子供SOSダイヤル(文部科学省)
【電話】0120-0-78310
(24時間 年中無休)

●子どもの人権110番(法務省)
【電話】0120-007-110
(8:30~17:15)

●チャイルドライン(NPO法人チャイルドライン支援センター)
18歳までの子どもが電話・チャットで悩みを相談できる。
【電話】0120-99-7777
(毎日16:00~21:00)
※12/29~1/3除く

●名取市こころの相談・メンタル相談
対象:イライラする、眠れない、気分が落ち込むなど、精神的な悩みや困りごとがある人、およびその家族や友人などの関係者
場所:保健センター
相談員:精神科医師、精神保健福祉士、公認心理師、保健師など
【電話】022-382-2456(保健センター)
※事前に予約が必要になりますので、保健センターへご連絡ください。
(受付時間:平日8:30~17:15)

LINEやチャットを利用した相談窓口一覧「まもろうよこころ」
(厚生労働省)
※二次元コードは、本紙P.14をご覧ください。

問合せ:保健センター
【電話】382-2456

※詳細は、本紙P.14~15をご覧ください。

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