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さわやか健康(6)

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宮城県名取市

■アルコールの影響
適量のお酒は気持ちをリラックスさせたり、コミュニケーションを円滑にするという良い効果があります。一方で、不快な気持ちを忘れるための飲酒は、危険な飲み方につながりやすいと言われており、飲酒量や飲酒頻度が少しずつ増加し、やがてはお酒を手放せなくなってしまう可能性が高まります。特にうつ病、パニック障害や不安障害、トラウマによる心的外傷後ストレス障害(PTSD)などを抱えている人は、お酒との付き合い方に気を付ける必要があります。

■適度なお酒の量
お酒と上手に付き合う中で、最も重要なことは適量を守ることです。適量とは、純アルコール換算で約20gです。女性や高齢の方は10gです。お酒の種類ごとの目安を参考にしてください。ただし、適量には個人差があります。自分の体の状態に合わせて適度な飲酒を心がけてください。
飲んだお酒の種類と量を選択することで純アルコール量と分解時間を簡単に把握することができる「アルコールウォッチ」があります。詳細は厚生労働省ホームページをご覧ください。

◇純アルコール10gの酒量
・ビール中瓶半分 
250ml
10g
(純アルコール量)
・日本酒
0.5合
10g
(純アルコール量)
・ウイスキーシングル
30ml
10g(純アルコール量)
・焼酎25%
50ml
10g
(純アルコール量)
・ワイングラス1杯
90~100ml
10g
(純アルコール量)

■アルコール依存症
「依存症」は行動がコントロールできなくなってしまう「病気」です。アルコールや薬物、ギャンブルなどを「一度始めると自分の意思ではやめられない」、「毎回、やめようと思っているのに、気が付けばやり続けてしまう」状態となってしまいます。
老若男女を問わず、長期間多量に飲酒をすれば誰でもアルコール依存症になる可能性があります。
アルコールと自死には強い関係があり、自死した人の3分の1は直前に飲酒しています。また、習慣的な大量飲酒やアルコール依存は自死の危険を高めます。
依存症は適切な治療と支援により十分に回復が可能です。依存症は孤独と密接な関係にあり、「人づきあいの病気」とも言えます。依存症治療では、「安心して正直に自分を語れる場があること」「誰かとつながり続けること」が必要です。

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