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〈特集4〉古代米を知り、人と人がつながります。

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宮城県多賀城市

■古代米を学習へ
古代米とミニ稲を交配してできた草丈20センチ程度の「プチ古代米」。本藏(ほんくら)良三さん(仙台市在住)から本市の特産品である古代米を、子どもたちの教材として活用してほしいという思いで提供していただきました。
そのプチ古代米を多賀城高等学校科学部にプチ古代米プロジェクトとして部活動で研究していただいております。プチ古代米の研究成果を「バイオサミット(バイオサイエンスに取り組む全国の高校生が研究の成果や計画を発表し合うコンテスト)」で発表し、みごと決勝戦に進出しました。結果は惜しくも受賞とはなりませんでしたが、今後の研究の参考になるような講評をいただきました。最終的には研究結果をプロセスとしてまとめていただき、小中学生の活動に生かしていただきます。

■本市独自グルメブランド
しろのむらさきは、本市の特産品である古代米を使用した、歴史のまち「史都多賀城」のグルメブランドの総称です。
市内の飲食店では、古代米を使用したサラダ、お粥、麺、チャーハンなどを提供しているほか、もちもちとした古代米の食感を利用したスイーツなど幅広い商品が登録されています。商品については市HPを確認してください。
市観光協会でしろのむらさきの一部の商品を販売しています。お気に入りの商品を見つけてみてはいかがでしょうか。

■多賀城市の特産品「古代米」
特別史跡に指定されている「多賀城跡」や周辺の遺跡からは、当時を物語るさまざまな遺物が出土しています。その中に、黒舂米(こくしょうまい)と書かれた木簡が見つかったことで、多賀城では遠い昔から米を作付けしていたということが読み取れます。この歴史的背景を受け、現在は稲の原種に近い「古代米」というお米を本市の特産品に認定しています。

◆古代米使用「多賀城浪漫」と「こんにゃくベーグル」の試食会
本市では、中小企業地域資源活用促進法に基づき「古代米の加工群」をテーマに「ふるさと名物応援宣言」を行い、市内外で新しい商品が誕生し続けています。
令和5年3月29日にリニューアルした古代米使用のおにぎり「多賀城浪漫」と古代米「あさむらさき」を使用した「こんにゃくベーグル」の試食会を実施しました。
※画像は紙面又はHPでご覧ください。

・多賀城味噌製造所「みそらの郷」が生産した古代米と、川崎町特産のこんにゃくを使用して、従来のベーグルよりも栄養価を意識した「こんにゃくベーグル」を株式会社藤商事(利府町)が開発。藤商事が運営する「石窯パン工房ばーすでい」3店舗と、同社ECサイトで販売。本市で開催されたあやめまつりに出店していただき、大好評でした。
・昨年発売された、多賀城味噌(みそ)製造所「みそらの郷」が生産した古代米を使用し、ボン・リー宮城株式会社(利府町)が作った「多賀城浪漫」がパワーアップ!
海鮮金華サバ(原材料の不足により今後の発売は未定)、仙台味噌漬けきゅうり味、牛タン味の3種類が誕生し、多賀城創建1300年記念パッケージで装いも新たにリニューアル。イオン多賀城・イオンモール新利府で取り扱っています。
・本市は平成29年3月16日に「ふるさと名物応援宣言」を行い古代米を全国津々浦々へと発信し、応援していくことを宣言しました。

問合せ:市民文化創造課交流観光係

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