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〈特集〉「多賀城」は2024(令和6)年に創建1300年を迎えます

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宮城県多賀城市

古代国家形成の上で重要な役割を果たした「多賀城」が、2024(令和6)年に創建1300年という記念すべき節目の年を迎えます。
この創建1300年を祝う記念式典をはじめ、脈々と受け継がれてきた悠久の歴史文化を顕彰しながら、豊かな未来へとつながるさまざまな文化・交流プログラムなどを開催していきます。

724(神亀(じんき)元)年、古代東北地方を治める拠点として、本市の名前の由来である「多賀城」が創建されました。重要文化財の「多賀城碑」には、その創建や修造の歴史が刻まれています。陸奥国府が置かれ、鎮守府も併せ置かれた多賀城は、東北の政治、文化の拠点であり、多くの人やモノが行き交う文化の交流拠点でした。
松尾芭蕉は「おくのほそ道」の旅で「多賀城碑」と対面し、この碑が変わらぬ姿を留めているのを見て「泪(なみだ)も落つるばかり也」と感動の文章をしたためています。多賀城碑との対面が芭蕉の「不易流行(ふえきりゅうこう)」という俳諧理念を生んだといわれています。
変わらずに残されてきた本質的なものを忘れずに、新しく変化を重ねていく流行を取り入れることで、かつて東北一円の文化交流拠点だった歴史を新しい形で次世代へつなぎ、新たな文化の発信や個性豊かな魅力を創出して、多賀城・宮城・東北に新たな価値の創造と地域活力の一層の向上を目指します。(本紙18ページに関連記事)

■1300年記念事業三種のメインイベント
子どもから高齢者までの参加型!
(1)おまつりプロジェクト
実施時期:令和6年8月
内容:東北各地に息吹く「踊り」と共演
令和6年には多賀城跡に共演者が競演

(2)新作オペラ「(仮称)多賀城創世記」
実施時期:令和6年11月
内容:古代東北の政治・経済・文化の拠点であった栄華の記憶を音楽と映像と歌でつづる、新時代の新作オペラ

(3)舞台劇「The winter‘s tale-冬物語」
実施時期:令和6年11月
内容:平安時代後期の東北地方を舞台にウィリアム・シェイクスピアの「冬物語」を翻案(ほんあん)した舞台劇

■多賀城創建1300年記念式典
実施時期:令和6年11月1日
内容:古代儀式やアートが織り交じった式典の再現andアートイベントとのコラボレーション

■古代装束の復元プロジェクト
実施時期:令和4年~令和5年
令和6年11月1日の記念式典で着用予定
内容:古代甲冑(かっちゅう)・天平(てんぴょう)衣装復元

※上記以外にも盛りだくさんのプログラムを予定しています。

■スケジュール(開催時期は現時点での案であり、今後変更になる場合もあります。)
□2023(令和5)年
・4月15日~6月11日 「悠久の絆奈良・多賀城のみほとけ展」
・5月 古代米学習プログラム(田んぼプロジェクト田植え)
・8月 花いっぱいプロジェクト万葉植物編
ライドアラウンド
・10月~11月 まちじゅうアート
・12月31日~令和6年1月1日 オープニングイベント

□2024(令和6)年
・8月 おまつりプロジェクト
・10月~11月 まちじゅうアート
・10月古代米学習プログラム(田んぼプロジェクト稲刈り)
・11月1日 多賀城創建1300年記念式典
・11月 新作オペラ「(仮称)多賀城創世記」
舞台劇「The winter’s tale-冬物語」
ドローンライトショー

□2025(令和7)年
日々のよろこびふくらむ多賀城へ。東北の豊かな恵みを千三百年先の未来へ

問合せ:市民文化創造課文化創造係

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