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〈歴史の風〉多賀城城下の古代都市

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宮城県多賀城市

西暦724年に造られた多賀城は、令和6(2024)年に創建1300年を迎えました。

およそ平安時代になると、多賀城の南面には道路によって碁盤目状に区画されたまち並みが作られます。南北大路と東西大路をメインストリートとして、東西6条、南北13条の道路がありました。
東西約1700メートル、南北約900メートルの範囲に広がるこのまち並みは、古代東北統治の中心的な地域として、「古代都市多賀城」と称されています。
※画像は本紙3ページをご覧ください。

●現在の風景の中にみる古代のまち並み(山王地区から北東側の多賀城跡を望む)
・東西大路
・多賀城政庁
・多賀城南門
・南北大路

●南北大路の発掘調査風景(人が立っている範囲が路面)
まち並みのメインストリートであった南北大路は、最大幅約23メートルにも及ぶ大きな道路でした。写真奥に写る丘の上の多賀城へと延び、多賀城南門につながっていました。

●上級役人が住む地区で見つかった井戸跡
まちの中からは、掘立柱建物跡や井戸跡など、そこで暮らしていた役人や工人などの生活の跡が多く見つかっています。特に東西大路沿いは、上級役人が住む一等地でした。

*多賀城創建1300年に向け「歴史の風」を拡大し、「歴史の風 創建1300年 Special」をお届けします。(令和6年1月号から令和7年1月号までを予定)

問合せ:埋蔵文化財調査センター
【電話】368-0134

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