〈特集2〉多賀城創建1300年記念事業

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神亀元年(724年)に創建されて陸奥国府が置かれた「多賀城」が、令和6年(2024年)に創建1300年という記念すべき年を迎えました。
多賀城創建1300年記念事業では、創建以来の歩みを振り返りながら、長い歴史の中で先人が築き上げてきた固有の歴史や価値を多様な文化プログラムを通じて表現してきました。
私たちは、先人から受け継いできた悠久の歴史の歩みや文化、そして、守り紡がれてきた自然を、千年先の未来につなげていかなければなりません。
多賀城創建1300年記念事業のクライマックスを飾る記念式典をはじめとする文化プログラムは、千年先の未来を紡いでいく思いやメッセージを込めて実施します。

■多賀城創建1300年記念式典　1300年記念事業の集大成、そして、千年先の未来へ
古代国家形成の上で重要な役割を果たし、宮城のはじまり、東北のはじまりとも言える「多賀城」の創建1300年を多くの方々と迎えるための記念式典が11月1日(金)に開催されます。
式典では、古代の行事や儀式を再現し、また、不変の価値と日々生まれる新たな価値を融合させ、陸奥国府だった多賀城の起こりを「naturallyな色と音の世界」を通じて表現するアーティスティックなプログラムが盛り込まれます。
記念式典は国内の来賓をお招きして執り行うため、一般の観覧席は設けておりませんが、記念式典開始時の15時に、会場となる多賀城跡城前官衙上空では、航空自衛隊松島基地所属航空機(F-2型機)による展示飛行が行われます。(*雨天中止)

*交通規制について
記念式典当日は会場となる多賀城跡周辺の混雑が予想されることから交通規制を実施します。迂回などのご協力をお願いします。
交通規制市道名：市道新田浮島線
交通規制日時：11月1日(金)12時～18時

■新時代の創作オペラ「いしぶみの譜(ふ)-多賀城創世記-」　多賀城の創建の歴史を辿り、今を見つめ未来へつなぐ
多賀城創建1300年を記念してオリジナルで制作された、新時代の創作オペラが開演します。
テーマは「歴史は未来を教えてくれる」、「ともに生きる」
多賀城創建まで、そして、多賀城創建からの1300年。この土地に連綿と刻まれてきた「記憶」を、交響楽と映像と歌で綴る新時代の創作オペラです。
現代の多賀城につながる壮大な歴史物語を、日本の現代音楽界を牽引する作曲家の川島素晴氏が全曲書下ろし、日本を代表するソリストと仙台フィルハーモニー管弦楽団の迫力の演奏で構成します。
合唱団や踊りなどは市民参画により、プロ・アマ共同で公演します。
出演者およびチケットのお買い求めなどの詳細については、市HPを確認してください。

日時：11月4日(月)(休)　14時30分から
場所：市民会館大ホール(文化センター内)
費用：
・指定席SS席3,500円　*当日券は500円増し
・S席(一般)1,300円　*当日券は500円増し
・S席(学生)500円　*当日券は同額

■市民舞台劇「The Winter’s Tale-みちのおくの国の冬物語」東日本大震災を経験したすべての人に贈る「喪失と再生」の物語
世界で長年愛されている劇作家ウィリアム・シェイクスピアの円熟期の名作「冬物語」を原作に翻案した市民舞台劇を開演します。
この「The Winter’s Tale-みちのおくの国の冬物語」は、陸奥国府多賀城が創建された古代の東北地方を舞台としています。
多賀城創建1300年を迎えた2024年に、「喪失と再生」、「生きる喜び」、「多様にあふれた未来」、「希望」をテーマに、東日本大震災の被災地で暮らす人々が生きている喜びを感じ、これからを生きる「よすが」(拠り所、手がかり)となるものを作り出すべく企画した、市民舞台劇です。
この舞台劇では、「演劇」に関心を持っていただくため、シェイクスピア作品を東北弁で公演している「一般財団法人シェイクスピア・カンパニー」を中心に、令和5年から脚本作り、舞台演出、衣装制作、本番公演のすべてで多くの皆さんに関わっていただき、市民舞台劇を作り上げています。
本番公演に出演するキャストは、オーディションにより市民を含む総勢26人が選ばれています。
11月22日(金)から3日間で合計4回の公演があります。
チケットのお買い求めなどの詳細については、市HPを確認してください。

日時：
(1)11月22日(金)　18時から
(2)11月23日(土)(祝)　13時から
(3)11月23日(土)(祝)　18時から
(4)11月24日(日)　13時から
場所：市民会館小ホール(文化センター内)
費用：指定席3,500円、自由席2,000円
*当日券はともに500円増し