■多賀城創建1300年記念事業
□古代兵士装束復元
多賀城創建1300年事業では、歴史を体験していただくことを目的に令和4年度から奈良時代の兵士の装束の復元に取り組んできました。
胴体部分の甲(よろい)については、多賀城跡および周辺遺跡出土小札(こざね)(小さな短冊状の革など)や、秋田城出土非鉄性小札を参考に復元。
甲(よろい)と冑(かぶと)は、小札を縦横につなぎつくられ、一体あたり約900枚の小札を使用しています。
制作復元した甲冑は2種類で、(1)本革が10体、(2)ユポ紙(耐水性の紙)が50体の合計60体を制作しました。
本革の甲冑は11月1日(金)に執り行われた記念式典の行列でお披露目しました。
甲冑制作にあたっては多賀城・七ヶ浜商工会女性部の皆さん、万葉衣装部の皆さん、岡崎洋服店をはじめ、多くの皆さんにご協力いただきました。感謝申し上げます。
□ことばのアートプロジェクト
原田マハ講演会「明日につながることばのチカラ」市民限定枠の募集を行います
数多くの著書を通し、「ことば」によって読者にたくさんの勇気やエールを送り続けてきた小説家である原田マハさんによる講演会を開催します。
一般観覧枠の募集は好評につき定員に達しましたが、市民限定で20人を募集します。
講演会への参加を希望される場合は、左記の方法で応募してください。
日時:12月8日(日)午後1時から
場所:多賀城駅北ビルA棟特設会場
対象・定員:市民20人
*応募多数の場合は抽選
費用:無料
申し込み:12月5日(木)17時までに本紙7ページのQRコードから
*QRコードからの応募が難しい場合は、電話も可
抽選結果発表:当選された人にのみ、申し込みいただいたメールアドレスまたは電話番号あてに、12月6日(金)17時までに連絡
その他:講演会の内容など詳しくは市HPを確認してください。
※原田マハさんプロフィール
1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部美術史科卒業。伊藤忠商事、森美術館設立準備室、ニューヨーク近代美術館への派遣を経て、2002年独立後フリーのキュレーターとして活躍。2005年「カフーを待ちわびて」で日本ラブストーリー大賞を受賞し、デビュー。2012年『楽園のカンヴァス』で山本周五郎賞受賞。2017年『リーチ先生』で第36回新田次郎文学賞受賞。2024年『板上に咲く』で第52回泉鏡花文学賞受賞。著書に『生きるぼくら』『暗幕のゲルニカ』『サロメ』『たゆたえども沈まず』『美しき愚かものたちのタブロー』『風神雷神』『リボルバー』『黒い絵』など多数
問合せ:市民文化創造課文化創造係
【電話】368-2084
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