本市には国内に3つの友好都市があり、多賀城創建1300年記念事業に特別協力団体として参加しています。
今回は、その中から山形県天童市について紹介します。
■天童市の特色
・人口62,140人(令和2年度の国勢調査)
・面積113.02平方メートル。
山形県のほぼ中央に位置し、本市からは高速道路を使うとおよそ1時間30分の距離です。全国の生産量の9割以上を占める将棋駒とフルーツの里として知られています。天童温泉や美味しいお蕎麦など、観光地としても魅力的な市です。
戦国時代に天童一円を治めていた10代城主天童頼久は、最上義光との合戦に敗れ、母方の実家であった国分氏を頼り、家臣たちと現在の多賀城市八幡地区へと移り住みました。
その後、天童氏は伊達政宗に厚遇され、多賀城一帯で最大の家臣になりました。
現在も天童氏や家臣の子孫の方々がこの地域に数多く暮らしているという背景からたびたび市民の相互訪問が行われており、平成18年に市民同士の交流から友好都市の関係を結びました。
■市内の子どもたちへのプレゼント
毎年6月はさくらんぼPRキャラバン、12月には収穫量日本一を誇るラ・フランスキャラバンが本市を訪れ、市内の保育施設などに果物を届けてくれています。
■さくらんぼの収穫をお手伝いしてみませんか?
天童市をはじめ、山形県を代表する「さくらんぼ」は、収穫期の作業が短期に集中し、労働力不足が問題になっています。そこで山形県や同県内の複数の自治体は「山形県農業労働力確保対策実施協議会」を組織し、労働力不足の緩和に向けた各種取り組みを実施しています。
天童市HPには受入先の情報がありますので、観光と合わせて、さくらんぼの収穫を体験してみてはいかがでしょうか。
天童市の観光情報は、天童市観光情報サイトなどをご覧ください。
■東日本大震災の支援
災害発生直後から支援をいただき、物資をいっぱい詰め込んだ大型トラックは、避難所に食糧が安定供給できるようになるまで大きな助けになりました。給水支援や被災住宅の調査、相談窓口などに延べ100人を超える職員の派遣もいただいています。
▼創建1300年を記念した取り組み
▽多賀城市長杯交流将棋大会
創建1300年を新たな市民交流に繋げることなどを目的として、昨年から、市民団体主催の「多賀城市長杯交流将棋大会」が開かれており、大会優勝者と本市在住の成績上位者には、天童市の協力により天童桜まつり・人間将棋に駒武者として参加する権利が贈られています。
この他にも、天童市民向けとして、あやめまつり開催期間中に本市を訪れるモニターツアーなども計画されています。
問合せ:市民文化創造課交流観光係
【電話】368-2085
<この記事についてアンケートにご協力ください。>