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市長コラム 天地人 東北初のジビエの郷(さと)づくり

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宮城県大崎市

これまでイノシシの生息地の北限は福島・宮城の県境付近といわれ、大崎市が誕生した当時、当地方でのイノシシによる被害は皆無でした。
近年、気候変動・地球温暖化の影響からイノシシの群れが一気に北上し、農地が荒らされ、農作物の被害が増加し、生活が脅かされる事態となり、深刻な地域社会問題となっております。
本市ではこれまで、対策として「捕獲対策」「侵入防止対策」「地域ぐるみ環境対策」の三本柱で総合的に取り組んでまいりました。
しかし、さまざまな対策を講じても頭数も被害地域も急増を続けており、捕獲数が約700頭を数えるまでになりました。
そこで本市は、新たな対策として、厄介者のイノシシを地域資源と捉え、利活用を図る「ジビエの郷づくり」を進めることとし、東北で初めてイノシシ処理ができる「ジビエ食肉処理加工施設」と「減容化処理施設」を整備いたしました。
整備場所は、イノシシ被害が多い岩出山地域真山地区の「旧真山小学校」を活用し、イノシシ絶滅対策、新たな食文化の創造、地域活性化を目指してまいります。
一石三鳥を狙う大崎市流の「ジビエの郷づくり」です。
ヘルシーとして注目が高まるジビエ(野生鳥獣肉)。イノシシ肉の特産化に向けて、市内3カ所の道の駅で12月に試食会を行い、併せて、販売開始を予定しております。
また、鳴子温泉地域の宿泊施設や市内飲食店でも、間もなく新メニューとして登場いたします。
乞うご期待!ご支援をよろしくお願いいたします。

大崎市長 伊藤康志

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