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自治体の皆さまへ

市長コラム 天地人 能登半島へ恩返し

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宮城県大崎市

4年ぶりに新型コロナウイルスによる行動制限のない、好天に恵まれたお正月を迎えました。しかし、元旦の穏やかな時の流れを一変させる能登半島地震が発生し、恐怖と不安に包まれました。
専門家は、内陸型の地震としては数千年に一回レベルの最大級の地震と評しております。東日本大震災を思い起こされる大惨事です。
不幸にして亡くなられた方々に哀悼の誠をささげますとともに、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。
政府も能登半島地震を「激甚災害」と「特定非常災害」に指定し、全国各地から支援の輪が広がっております。
しかし、支援や救助を阻む課題も山積みとなっているようです。
被災集落への交通が遮断され、人や物資の目詰まり状況に加えて、ライフラインの寸断、雪や厳寒との闘いなどの困難な状況が続いております。
今後、長期的に被災者支援、インフラやライフラインの復旧、住まいや生活の再建に、行政と関係団体、市民が連携を強め、効果的な取り組みを尽くしていかなければなりません。
13年前の東日本大震災時には、能登地方を含め全国から物心両面のご支援を賜りました。おかげさまで復興もほぼ完遂いたしましたので、今度は被災経験を生かしながら、ご恩返しの出番です。
能登半島は、世界農業遺産認定地としても、仲間同士です。
美しい能登の里山里海の復元のためにも、可能な支援を継続してまいります。
市民皆様のご協力、ご支援をお願いいたします。

大崎市長 伊藤康志

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