この度、東京都台東区上野で台東区との姉妹都市提携四十周年記念式典および交流会が、大崎市からの市民訪問団も参加して盛大に開催されました。
本市(旧古川市)と台東区は東北新幹線の開通を機に相互交流が始まり、互いの自然や風土・歴史・伝統を体感しながらさまざまな分野での交流を重ねて、四十周年の節目を迎えました。
この間、古川まつりや全国こけし祭りの江戸下町職人展においては、伝統工芸職人が世界に誇る逸品や受け継がれる匠たくみの技に触れ、スポーツ少年団などの市民・区民交流では、人と人との信頼と友情を育んでまいりました。
また、東日本大震災や豪雨災害に対しても、復旧・復興に最大限のご支援もいただきました。
さらには、友好の象徴として台東区の名誉区民であり「東洋のロダン」と称された朝倉文夫氏とご息女の響子氏の制作によるブロンズ像が、これまで3点寄贈され、古川駅前広場と、市役所庁舎前、庁舎4階ギャラリー通路に展示されております。
四十年の交流の軌跡を振り返ると、長年にわたる変わらぬ友情と、姉妹都市としての深まりを感じております。
台東区は、井沢八郎の歌「あゝ上野駅」が物語るように、東北地方から首都圏への玄関口であり、日本を代表する教育・文化施設を擁しております。上野・浅草を代表するように、外国人にも人気のある江戸文化、観光名所地でもあります。
日本を代表する持続可能な田園都市を目指す本市と、国際文化・観光都市を目指す台東区が、一層交流・連携を深め、次なる十年に向けてともに歩んでいくことを念じております。
大崎市長 伊藤康志
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