■『お札に登場した偉人たち21人』
河合敦 著
あすなろ書房 刊
明治14年に日本で初めての肖像入り紙幣に採用された神功(じんぐう)皇后から、二千円札に描かれた紫式部、実業家としては初の肖像となる渋沢栄一まで、紙幣に描かれる人物はどのような業績を残したのかが楽しく分かります。
■『徳川幕府の資金繰り』
安藤優一郎 著
彩図社 刊
直轄の土地と鉱山を手にし、日本一の資産家となった徳川家でしたが、増え続ける支出によりやがて財政難に。年貢の徴収方法を見直したり、頻繁な貨幣の改鋳(かいちゅう)を繰り返すなど、徳川幕府が資金繰りに奔走した歴史を明らかにします。
■『貨幣の「新」世界史』
カビール・セガール 著
小坂恵理 訳
早川書房 刊
私たちは、なぜお金に翻弄(ほんろう)されるのでしょうか。モノの売り買いや貯める以外の価値とは。ウォール街の投資銀行家である著者が、日本を含む25カ国以上を取材し、さまざまな角度から「お金」の魔力と未来の姿に迫ります。
■図書館だより
▽Vol.215 新紙幣発行によせて
7月3日、いよいよ千円、五千円、一万円札の新紙幣が発行されます。世界初の3Dホログラムや、誰にでも分かりやすいユニバーサルデザインなど、新たな技術に期待が高まります。一方で、旧紙幣を手に、以前の改刷について、しみじみと思い返している人も多いのではないでしょうか。この機会に、お金の歩んできた歴史に触れてみませんか?
▽おはなし会(絵本などの読み聞かせ)
毎週水曜日 10時30分~11時(対象:0歳~2歳)
毎週土曜日 10時30分~11時(対象:幼児~小学生)
【電話】22-0002
■7月の移動図書館「きらり号」
※悪天候などの事情で、運行を中止・変更する場合があります。
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