令和6年第4回岩沼市議会定例会が9月3日に開会し、初日に市長が市政の概要を報告しました。
主なものを掲載します。
■第2期地域福祉計画および第2期自殺対策計画の策定
第1期の計画期間を令和7年度末としていることから、2つの計画を一体的に策定することとし、有識者などで構成する岩沼市地域福祉計画等策定委員会を先月19日に開催しました。
今後、市民アンケートや住民懇談会などを通じ、多くの方の意見を伺いながら計画の策定を進めていきます。
■こども・子育て支援パッケージの取り組み状況
第2子以降の保育料については、これまで児童約220人分を無償化し、子育て世帯の経済的負担の軽減を図ってきました。
3歳以上児への米飯無償提供については、市内保育等施設の全15施設のうち10施設で始めており、来月には新たに3施設で始める予定としています。
引き続き、積極的な情報発信を行いながら、子育て世代に選ばれるまちづくりを進めていきます。
■ビジネススタート補助金
総合計画に掲げる職・住が近接した「利便性が高く魅力的なまちづくり」を推進するため、市内で創業しようとする事業者を支援するビジネススタート補助金を新設し、10月1日から申請を受け付けます。
地域課題の解決、住民サービスの向上または地域経済の活性化につながるような意欲と能力の高い事業者に活用いただけるよう、金融機関や商工会などの関係機関と連携して幅広く周知を図っていきます。
■秋の収穫祭の開催
農業者と市民の交流を目的とした秋の収穫祭が、11月2日にハナトピア岩沼で開催されます。
千人鍋の振る舞いや地元農産物の販売を通じて、来場者には秋の実りを感じていただきたいと考えています。
実行委員会主催による収穫祭は今回が最後となりますが、指定管理者制度移行後も同様のイベントが開催されるよう管理者に働きかけていきます。
■宅地開発に向けた取り組み
矢野目西地区および岩沼インターチェンジ周辺地区が仙塩広域都市計画に基づく一般保留地区に位置付けられました。開発の熟度を高められるよう、引き続き関係する方々との調整を進めていきます。
また、市総合計画に掲げる将来人口の実現に向け、短期的取り組みとしては駅周辺を含む中心市街地の宅地開発促進に向けた可能性調査を、長期的取り組みとしては市街化区域拡大を伴う土地区画整理事業等可能性調査を実施しています。
新たな宅地開発を進められるよう、全庁一丸となって取り組んでいきます。
■市民会館大ホールおよび中ホールの閉鎖
老朽化している舞台機構や客席の改修などを行うため、来年1月下旬から同年5月末までの期間、大ホールおよび中ホールを閉鎖します。
これを受け、例年2月に開催していた「いわぬま市民交流フェスティバル」は、実行委員会で協議した結果、中止と決定した旨を伺っています。
なお、中央公民館の各会議室は、改修期間中も利用できます。
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