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[特集2]知っていますか?いわぬまの下水道(げすいどう)

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宮城県岩沼市

下水道事業には、汚水処理事業と雨水処理事業があります。汚水処理事業は、公衆衛生の確保や、川や海の水質保全、雨水処理事業は、浸水被害を防ぎ市民の生命と財産を守ることなどを目的としています。
市の下水道は、汚水と雨水を別々に処理する「分流式下水道」となっています。汚水と雨水は、別々の管に集められ、汚水は処理場へ、雨水は五間堀川などに放流しています。
分流式下水道は、汚水と雨水をそれぞれ専用の管で集めるため、汚水が川や海に流れることはなく、環境面でも衛生面でも優れた排水方法といえます。

▽下水道事業の概要

■9月10日は下水道の日 
―水の星 支えるあなたに ありがとう―
令和6年度下水道推進標語

■岩沼市の主な下水道施設
◇マンホール
マンホールは、地下の下水道管の中で点検、調査、清掃、修繕などを行う人が出入りするための設備です。
下水道のマンホールは市内に約6,000カ所あり、劣化による事故防止のため、設置年度が古いものから順次蓋(ふた)の取り替えを行っています。

◇マンホールポンプ
下水道は水の流れを利用して、高い所から低い所へ自然流下で排水します。マンホールポンプは、自然に流すことのできない場所からの汚水をくみ上げて下流へ送るための設備です。市内には36カ所のマンホールポンプがあります。

◇クリーンセンター長岡
農業集落(小川地区、長岡地区、志賀地区、三色吉地区の一部)の汚水処理を行う施設です。公共下水道と隣接し、施設の老朽化が進んでいるため、効率化の観点から、令和7年度までに廃止し、公共下水道に統合する予定です。

◇里の杜地区の浸水対策工事
里の杜地区では、浸水対策として令和9年度の完成を目標に、全長約2.4キロメートルの下水道管を整備しています。
(事業名:二野倉排水区 大規模雨水処理施設整備事業)

◇県南浄化センター(宮城県)
市の公共下水道に流れる汚水は、県南浄化センター(下野郷字赤江川)で処理を行っています。
この施設は、県が管理する阿武隈川下流流域下水道の施設で、岩沼市を含めた5市6町の汚水処理を行っています。多いときは1日で約10万立方メートル以上の汚水を処理しています。

◇二野倉・二野倉第2排水ポンプ場
東日本大震災時に地盤沈下が生じたことにより、復興事業として建設されました。市のポンプ場は、この他に新拓排水ポンプ場、矢野目排水ポンプ場があります。
自然流下で排水できない雨水は、これらのポンプ場でくみ上げることにより、五間堀川などへ放流しています。

市では、約369億円相当(※)の下水道施設を所有しています。
これらの施設は、今後老朽化に伴い維持管理費や改築更新費が増加することが見込まれています。そのため、市では「岩沼市下水道事業経営戦略」や「岩沼市公共下水道事業ストックマネジメント計画」などを策定し、持続的かつ効率的な更新・維持管理に努めています。詳しくは、市ホームページをご覧ください。
※令和5年度末減価償却後の価額。

※「岩沼市 下水道」で検索

■下水道の正しい使い方
◇トイレには、トイレットペーパー以外のものを流さない
「トイレに流せる」と表示されている製品であっても、大量に流すと下水道管やポンプの詰まりの原因となります。

◇台所で野菜くずや油類を流さない
野菜くずのような固形物や、冷えると固まる油類を流すと、下水道管の詰まりの原因となります。

◇宅内排水管に雨水を流さない
雨どいなどが誤って宅内排水管に接続されてしまうと、汚水の処理が追い付かなくなり、マンホールなどから汚水があふれる恐れがあります。

問合せ:
▽下水道の経営や料金に関すること
・上下水道経営課総務企画係・業務係
【電話】23-0846
▽下水道施設や工事に関すること
・上下水道施設課下水道施設係
【電話】23-0847

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