令和5年度決算報告(1)

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2024.11.01 宮城県川崎町

令和5年度の決算が9月会議で認定されました。昨年度1年間に皆さんが納めた町税や国・県からの補助金などがどれくらい入ってきて、どのように使ったのか。決算の概要と財政状況をお知らせします。

◆一般会計の決算
・歳入決算額(町に入ったお金)
57億5,575万円(前年度比　△5,941万円)

・歳出決算額(町が使ったお金)
55億2,228万円(前年度比　+8,937万円)

◇主な内容は?
令和5年度、町に入ったお金は、前年度に比べると5941万円(1・0%)減り、町が使ったお金は、8937万円(1・6%)増えました。
入ったお金は、新型コロナウイルス感染症に関連した経費などが減少したことで、国から交付されるお金が大きく減りました。
一方、使ったお金では、食料品などの物価高騰対策の支援として商品券を2回配付したほか、福祉センターの維持補修工事や雪不足により経営が困難となったセントメリースキー場への支援金など、単独事業が増加しました。単独事業とは、国の補助で行う事業ではなく、主に町のお金で行う事業です。この単独事業が多かったことから、令和5年度は預金の取り崩しを行いました。預金はこのように臨時的に行う事業や災害の発生時など、急に必要となった場合に使えるお金として備えておくほか、古くなった学校などの施設を整備するため確保しておかなければなりません。
今後も行政サービスの向上を図りながら、預金とのバランスを考えた財政運営に努めていきます。

・歳入　57億5,575万円

(用語解説)
自主財源・依存財源：町税や施設使用料など、町が自らの収入とすることができる財源が「自主財源」。地方交付税、国庫・県支出金など、国や県から交付される財源や地方債(借金)が「依存財源」
地方交付税：全国どこでも必要最小限の行政サービスが受けられるよう国が交付するお金
国庫・県支出金：特定の事業のために国や県から交付されるお金
地方債：町の借金

・歳出　55億2,228万円

(用語解説)
民生費：子供や高齢者、障がい者などの福祉に使われたお金
総務費：行政の運営や戸籍、税金徴収、選挙などに使われたお金
教育費：教育やこども園運営、文化・スポーツなどに使われたお金
土木費：道路や公営住宅などの補修や建設に使われたお金
衛生費：健康診断や予防接種、ごみ処理などに使われたお金
公債費：地方債(借金)の返済に使われたお金
農林水産業費：農業や林業の振興や整備などに使われたお金
商工費：観光施設や観光イベントに使われたお金
消防費：消防施設や消防団活動、災害対策に使われたお金
議会費：議会の運営や議員の報酬に使われたお金
災害復旧費：災害復旧に使われたお金
労働費：雇用対策などに使われたお金