■小中、小小連携も強化
矢本西小学校(児童数300人)の児童は、非常にはつらつとしており、あいさつや敬語が身についてしっかりしています。これも歴代学校職員や家庭、地域の力と考えています。校内研究は「国語」をテーマに、「確かな読みの力を身につけ、自分の考えを表現できる児童育成」に取り組んでいます。
授業では、児童4人を1グループとした学習方式を積極的に取り入れ、互いに考え、教え合い、気付き合う機会の創造を図っています。職員も一中学区での小中連携研修会を通じて、指導力を高めています。
本校はさまざまな分野でボランティアの方に学校に来ていただき、授業や学校の活動とは別に、地域企画で多くの体験や喜びを感じられる取り組みをいただいているのも大きな特徴と言えます。
例えば、新入学児童を対象とした体験会、放課後の学習会、年間10コマのステップアップタイム(国語・算数)でも授業補助をいただいています。
また、東松島市は中学校区を基盤に「目指す15歳の姿」の実現に向けて小中さらには小小連携を図っており、本校もあいさつ運動では、矢本一中生(同小卒業生)と一緒に活動したり、中体連の壮行式も見学。今後は合唱コンクールの練習も見に行きます。小小でも3校合同の活動を展開し、児童間の仲を深めるきっかけにつながりました。
小出太校長は「矢本西コミュニティーの協力も厚く、多くの支えの中で学校運営を行えることに感謝しています。私としては、笑顔で通える学校づくりを目指していきます」と語っていました。
小出 太(こいでふとし)校長
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