■全国13都市が一堂に集結 縄文時代に学ぶSDGs
「縄文シティサミットinひがしまつしま」が10月15日、本市のコミュニティセンターを会場に開かれました。縄文時代の史跡などを持つ全国13都市の代表が集まり、「縄文時代に学ぶSDGs」をテーマに意見交換を行いました。
同サミットは平成10年度から始まり、本市での開催は平成20年度以来15年ぶりとなります。サミットでは、渥美市長らが自治体ごとの縄文文化から取り入れた持続可能な社会への実践例を紹介。貝塚などから見える、自然と共生してきた縄文人の生活文化を改めて知り、サステナブルな暮らし、社会の在り方を考えました。また、縄文文化に造詣の深い、同志社大学教授の水ノ江和同(みずのえかずとも)教授を招いた記念講演会もあり、「世界的にみても日本は遺跡がとても多く、文化財保護の先進国。この文化財保護は、昔から無意識にやってきたことでもある。遺跡を保存活用する取組がまさにSDGs。そこからもう一歩踏み出してまちづくりに生かす手法が必要だ」と訴えました。最後は渥美市長が共同宣言を行い、次年度の開催都市である洞爺湖町にバトンをつなぎました。
翌16日には、参加都市の関係者が市内の関連施設を見学し、開園から15周年を迎えた「さとはま縄文の里史跡公園」では、東松島ふるさと大使の鹿嶋静(かしましずか)さんらによる、ヴァイオリンや土器を太鼓として加工した楽器の演奏が披露され、秋晴れの中、会場は美しい音色に包まれました。
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