楽天から7位指名
日本ウェルネス宮城高校
矢本二中出身 大内誠弥(おおうちせいや)さん
◆プロ野球ドラフト会議2023
「地域への恩返し目標に、プレーで勇気を」
プロ野球ドラフト会議が10月26日にあり、日本ウェルネス宮城高校3年の大内誠弥さん(17)が地元の東北楽天ゴールデンイーグルスから7位指名を受けました。石巻圏域の高校から現役でプロ入りするのは初。ウェルネス宮城高校としても創立わずか4年目での快挙となりました。
生まれも育ちも本市の大内さんは赤井出身。身長191cm、体重77kgの長身で、右腕から繰り出す最速144kmの角度のある直球や切れ味の鋭いスライダー、フォークを武器としています。赤井南小1年時にスポ少の大曲ドリームズ(現・東松島ドリームズ)で野球を始め、矢本二中時は東松島リトルシニアに所属。日本ウェルネス宮城高校に進学後は硬式野球部2期生として1年の夏からベンチ入りし、3年春から主戦投手として活躍。春季県大会ではセンバツ出場の強豪、東北高を相手に7回4被安打11奪三振3失点(自責1)と好投。夏の甲子園県予選は二回戦でシード校の古川学園に敗れましたが、プロスカウトの注目を集め、伸びしろの大きさが評価されました。
ドラフト会議は、同校の控室で学校関係者やチームメイトとともにライブ配信を見守り、楽天の7位で指名された瞬間、控室は仲間の歓喜と拍手に包まれました。大内さんは「いつもスタンドから見ていた選手と同じユニホームを着てプレーできることは嬉しい。10年前の楽天の日本一から勇気をもらったように、いつか自分もプレーで皆さんに勇気を与えたい。そして、ウェルネス高校の金子監督から熱心にご指導いただいたことへの感謝の気持ちを胸に、育ててくれた地域へ恩返しをすることが一番の目標。楽天の投手の柱になれるよう頑張りたい」と話していました。同席した東松島リトルシニア会長の渥美市長は「小中学生の頃から野球をしている姿を見てきたので、孫がプロに入ったような気持ちで本当に嬉しい」と目を潤ませていました。
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