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[シリーズ 第42回]仕事とは…現場の声で学ぶ 鳴瀬未来中学校

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宮城県東松島市

■学校運営協議会主催「ジョブ・カフェ」

「夢をもち、未来を切り拓く生徒の育成」を教育目標に掲げた学校づくりを進めています。この教育目標の具現化に向けた取り組みの一環として、平成28年度から「ジョブ・カフェ」に取り組んでいます。
ジョブ・カフェは本校運営協議会が中心となり、高校や大学と今後進路を進める子どもたちに、多種多様な職種の存在を知ってもらい、職業人の生の声を聞くことで進路選択の参考や視野の拡大につなげてもらおうと始まりました。
昨年は1・2年生を対象に、総合的な学習の時間を活用して実施。校舎内に各企業や団体がブースを構え、各職業人がゲストティーチャーとして仕事の魅力ややりがいだけでなく、大変な面も包み隠さず紹介します。
初年度は9社だった協力企業・団体も現在は31社まで拡大。ブルーインパルスのパイロットや警察官、パティシエ、建築、介護と幅広い職種の中から1回2ブースの話を聞けるので、1・2年生で最大4業種の仕事について学ぶことができます。
ジョブ・カフェの企画者で学校運営協議会副会長の熱海千鶴(あつみちづる)さんは「職場体験では具体的な業務内容を聞いたり、体験することが難しいという保護者の声を聞いていました。企業側も伝えきれないことが多く、もっと魅力を知ってほしいという気持ちを持っており、ジョブ・カフェという形につながりました」と話していました。
大川口校長は「本校の教育目標に掲げているように、社会の成り立ちや一人一人のつながりを知りながら、夢や目標を得るきっかけにつながる取り組み。従来からの職場体験と合わせて学習への意欲が高まるきっかけになるため、今後も協力して進めていきたい」と語っていました。

大川口裕義(おおかわぐちひろよし) 校長

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