■東北文化学園大学作業療法士専攻学生地域演習を通じた交流
本市と連携協定を結ぶ東北文化学園大学から、作業療法士を目指す東松島市外出身の学生20名が10名ずつに分かれ、亀岡地区と三角公園自治会の百歳体操の体験と地域の皆さんとの交流を目的に訪れました。
作業療法士は「からだとこころのリハビリテーションの専門職」ですが、住み慣れた地域で生き生きと生活できるよう地域づくりを行うことも仕事の1つです。2年目の今年は、東松島市の特色と地域住民の力を活かした作業療法士ならではの事業提案を考え、グループごとに発表するという新たな取り組みも実施しました。
亀岡地区での事業発表では、「健康促進や意欲向上を目的とした自然観光巡り」「全世代が楽しめる手作りモルック大会」「東松島市特産品を使用した料理を売るマルシェ開催」といった提案がありました。本市について一生懸命学び、事業提案してくれた学生の発表に応えるように、亀岡地区からも提案に対しての助言や実現するためのアイデアなどがたくさんあがりました。発表の後にはお菓子やスイカ、宮戸特産の桃を頂きながら会話を楽しみました。
三角公園自治会での事業発表では、「海岸で拾ったごみや生き物のビンゴで特産品をゲット」「散歩をしようin矢本(昼食は市の特産品を使った軽食)」「自然資源使ったハンドメイド体験」が提案されました。住民の皆さんはうなずきながら学生の提案に耳を傾けていました。学生の提案に関連し、既に地区自治会で独自に取り組んでいる活動を教えていただき、東松島市の地域活動の学びを深める貴重な時間でした。三燦会さんにお茶とお菓子を準備いただいたお茶会では会話があちこちで弾み、自治会活動の中で作ったお守りをお土産にプレゼントしていただきました。
今回の交流で、学生たちは東松島市のことや地域の方々の生活や想いを知り、作業療法士としての地域との関わりについて学びました。また地域の方々は学生たちの提案によって、これからの地域活動のヒントを得ることができました。
問合せ:市民協働課自治組織支援係
【電話】内線3805
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