シリーズ 第54回 目指せ!「天下取り」 鳴瀬未来中学校

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■出番、役割、承認創出　目標持ち自己実現を
本校は「夢をもち未来を切り拓く生徒の育成」を教育目標に掲げ、魅力ある学校づくりに努めています。伝統ある「エジプトダンス」をはじめ、学校運営協議会主催の「ジョブ・カフェ」、未来学区3校が協働で行う「小中連携教育」など特色ある活動を数多く展開しています。
今年は生徒会と相談し、ベストセラー小説のタイトルになぞり「鳴瀬未来は天下を取りにいく」プロジェクトを展開中。これは学校や個人、部活動、委員会などの取組や目標、成果、自慢などを積極的に発信していこうというもの。校内では芸術部が作成したポスターを昇降口に掲示するとともに、部活動や委員会、個人などにとっての「天下取り」に向けたコメントを張り出しています。一見遠くにありそうな「天下」という言葉を身近にし、自分自身にとっての「天下取り」を意識させ、生徒活動の励みにできればと考えています。
生徒会を中心にこれまで取り組んできた活動を生徒の「自分事」として捉え直してもらい、より主体的に進めるようにもしています。例えば「でめこんday」を2回開催し、縦割りの少人数グループでセルフコントロールをキーワードにデジタルメディアとの付き合い方を考え、生み出した時間の活用方法について話し合いました。今後も自己存在感・有用感を高め、未来を切り拓く力につなげていきます。

宍戸雅治(ししどまさはる)校長