■思いやり学び合い、鍛え合う
本校は「豊かに伸びる大塩っ子」を教育目標に掲げ、思いやり学び合い、鍛え合う児童の育成に取り組んでいる学校です。本年度の校内研究テーマは「主体的に学び合い、確かな学力を身に付ける児童の育成」。国語科を中心に、友達の前でも自分の意見や考えをしっかりと述べ、伝えられる力を育んでいます。
勉強だけでなく、縦割り活動も盛んで、異学年同士で一緒に遊んだり、清掃をしたり、花壇手入れの緑化活動に汗を流したりしています。上級生は下級生の面倒を見て、下級生は上級生の姿を見習ってと「心あったかイートころ運動」の実践にもつながっています。矢本一中学区の他校と、小小連携、小中連携を密にしているのも特徴で、例えば5年生の花山合宿では矢本東、矢本西小の児童と一緒に野外活動を楽しんだり、交流を図りました。
またデジタルメディアの使用時間を自らコントロールする「でめこん」にも注力しており、児童一人一人がテレビゲームや動画視聴時間を減らし、読書や家の手伝いの時間に充てるなど、有意義な時間の使い方について意識を高く持っています。毎週金曜昼には、児童たちが主体的に放送で「でめこん」を呼び掛けたりもしています。
子どもたちの健やかな成長は学校だけで成せるものではなく、地域や保護者の皆さんの日ごろの見守りやご協力が大きな力になっています。感謝の思いで、今後も楽しく活力に満ちた大塩小にしていきたいと思います。
及川隆行(おいかわたかゆき)校長
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