(株)サワ 宮城第5工場が竣工
~市内5か所目の拠点が完成~新たにグリーンタウンへ進出
半導体製造装置の部品製造を手掛ける(株)サワ(本社:山梨県上野原市。山口能史(やまぐちたかし)代表取締役)の宮城第5工場が東松島市大塩のグリーンタウンやもと工業団地内に完成し、10月11日に竣工式が開かれました。
これまで本市ひびき工業団地に整備された同社の第1~4工場すべての製造ラインをカバーするとともに、最新のロボットシステムを導入し、無人となる夜間や休日にも対応出来る工場となっています。新工場は鉄骨2階建てで、敷地面積1万9,182平方メートル、延床面積3,996平方メートル、昨年8月に着工し、今年7月に建物引き渡し、9月から稼働を始めています。総工費は約15億円で国の「津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金」を活用しました。新工場の建築では、環境負荷低減に対応した高断熱・複合材を使用するとともに、工場内は白を基調として見やすく作業できるように工夫するなど、従業員にも環境にもやさしい持続可能な工場として設計・建築されました。新工場の従業員は23人で、そのうち15人を新たに雇用しています。
同社は、半導体製造装置大手の東京エレクトロン(株)から主要仕入先としてこれまで「エクセレントパートナー賞」を受賞するなど、確かな実績と信頼を積み上げてきており、第5工場竣工によりさらなる成長と地域経済への波及効果が見込まれます。
竣工式では山口代表取締役が「これからも常に一歩先へ挑戦し、より多くの地元の方に働きたいと思ってもらえるような魅力ある会社づくりを進め、将来的に宮城工場で働く従業員を現在の120人から200人に増やしていきたい」とさらなる飛躍に意気込みを見せていました。
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