■地域、圏域の経済活性観光交流の拠点へ
本市が三陸自動車道上り線矢本パーキングエリア(PA)隣接地に整備した道の駅「東松島」が11月27日、開業を迎えました。県内では19か所目で、市内では初。朝採れ野菜の直売や地場産品を生かした各種加工品、航空自衛隊松島基地所属のブルーインパルスにちなんだ関連グッズを取り揃え、本市の新たな観光の拠点として一歩を踏み出しました。
開業式典には、国会議員や国土交通省東北地方整備局長などが出席。施設開設者で名誉駅長の渥美市長が「三陸道は上り線だけでも一日2万台の利用がある。本市の魅力を最大限に活かし、一次産業の振興や地域活性化につなげたい思いで、これまで様々な高いハードルを乗り越えてきた。石巻圏域や友好都市も含めて交流の拠点にしていきたい」と語りました。
関係者でテープカットを実施し、ブルーインパルスも訓練飛行で道の駅上空を飛び、式典に華を添えました。開店時間を迎えると、地元住民や三陸道利用者、航空ファンが早速施設内に入り、買い物や飲食などを満喫していました。
道の駅は、飲食物販の地域振興施設棟(鉄骨造2階建て)、トイレや観光案内、ベビールームやブルーインパルスVR(仮想現実)が楽しめる道路休憩施設棟、24時間営業のコンビニエンスストア棟(ローソン東松島道の駅店)の3棟で構成。駐車台数は315台。総事業費は約23億円で国の補助金などを活用しています。物販は地場産野菜やお土産、各種加工品、ブルーインパルスグッズなど1千点以上を豊富にとり揃えているほか、2階はフードコートや市内の景観が見渡せる展望デッキがあります。屋外には子ども遊具や砂像があり、今後ブルーインパルスの退役機の設置を予定しています。
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