冷凍弁当・食材製造工場 マルヒ食品(株) 東松島進出

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■グリーンタウンに約10年ぶりの新規企業進出
学校や福祉施設などの給食・介護食材を製造するマルヒ食品(株)(本社大崎市)の東松島工場が同市大塩のグリーンタウンやもと工業団地内に完成し、2月26日に竣工披露式が開かれました。同社は地元産食材の加工を軸とした事業を展開しており、地元雇用の創出や地産地消の推進に一層の期待が寄せられています。　
新工場は、鉄骨造2階建てで、敷地面積9,324平方メートル、延床面積2,643平方メートル。総事業費は約11億7千万円で、国の津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金を活用しました。　
1階の製造工場で冷凍弁当や冷凍野菜などの製造を行い、2階には社員食堂や更衣室などを整備。工場内は、前処理、冷凍、レトルト、調理と工程ごとにブースが区分され、野菜のカットや計量、常温レトルト、瞬間冷凍、蒸気による加熱調理が可能なオーブンなどの大型専用調理機材を揃えており、弁当は1日最大で2万食を手掛けられるそうです。今後は海外輸出や国際的な衛生管理基準「HACCP(ハサップ)」の認証取得なども進めて行きます。新工場の従業員は約50人体制で、新規雇用は10人。竣工式では、阿部幸也(あべゆきや)社長が「新工場でよりお客様のニーズに沿った、クオリティーの高いものを提供していく」と意気込み、来賓の渥美市長らとテープカットを行いました。　
グリーンタウンやもと工業団地への新規進出は約10年ぶり。全11区画中現在9区画が埋まりました。