◆一般会計 歳出予算
令和6年度当初予算に計上した歳出予算のうち、主なものは次のとおりです。
総務費:国庫支出金の「デジタル田園都市国家構想交付金」を活用し、マイナンバーカードを活用した利便性の高い行政サービスを提供するため、自動証明書交付機等を矢本庁舎および鳴瀬総合支所に設置し、「書かない・待たない」住民窓口への移行を図ります。
衛生費:令和4年6月に本市が選定された「脱炭素先行地域」の共同提案者である一般社団法人東松島みらいとし機構(HOPE)が、野蒜地区で取組む「再エネ電気の地産地消化推進事業」を補助するとともに、市民および事業者に対し、太陽光発電設備および蓄電池等の設置のほか、電気自動車等の環境対応車の購入等に応じて補助を行います。これらの財源にはいずれも国庫支出金の「地域脱炭素移行・再エネ推進交付金」を活用します。また、市が整備を進める道の駅の観光案内施設に太陽光発電設備を設置し、財源には国庫支出金の「エネルギー構造高度化・転換理解促進事業費補助金」を活用します。
農林水産業費:一次産業の生産基盤整備では、根古地区排水路や、鷹の池ため池などの改修工事を行います。また、西小松地区などのほ場整備事業や月浜漁港整備事業を継続します。
商工費:昨年ベストツーリズムビレッジに認定された強みを活かし、観光情報を国内外に発信していくとともに、今年秋の開業を予定する道の駅の準備を進めます。
土木費:道路橋りょう費の防衛施設周辺整備事業費で、新たに市道新沼・上河戸線改良舗装工事を行うほか、道の駅に通ずる市道百合子線および市道川前三2号線にて、前年度に引き続き改良舗装工事を行います。公園費では、大溜公園ほか4公園でバリアフリー対策工事を行います。住宅費では、市営下浦住宅4号棟大規模改修工事を行うとともに、北浦アパート解体工事の設計を行います。
消防費:国庫補助金などを活用し、矢本運動公園内に津波避難タワーの整備を行います。また、原子力災害発生時に避難退域時検査等を行う鷹来の森運動公園で、検査等を円滑に実施するための施設改修工事を行い、財源は全額県補助金としています。
教育費:学校整備では、矢本第一中学校武道館改修工事を行うほか、大曲小学校校舎改築工事を2か年度に渡って行います。社会教育施設では、図書館増築・改修工事および、奥松島縄文村歴史資料館敷地に整備する文化財収蔵施設整備工事を、いずれも2か年度に渡って行います。社会体育施設では、前年度から行っている矢本運動公園体育館新築工事を完成させるほか、鷹来の森運動公園改修工事を2か年度に渡って行います。学校給食では、防衛関連補助金を活用して、給食費の補助を拡充し、保護者負担額を約半額に軽減します。
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