衣替えの季節です。衣類をクリーニングする際の注意点などを紹介します。
■事例
数年前に購入したダウンジャケット。ドライクリーニングに出したが、ポリウレタンのコーティングがはがれてボロボロになった。預け入れ時に、クリーニング店から、コーティングの劣化を指摘・注意されたが大丈夫と思っていた。話し合いの結果、購入時の半額の賠償金を受け取ったが、ジャケットは返却しないと言われ納得できない。
ポリウレタンコーティングやプリントは、2~3年で劣化・破損しやすい性質です。事例の場合、クリーニング事故賠償基準に沿っての補償となりました。事例では返却されないことが納得できないようですが賠償金を受け取ると、所有権はクリーニング店に移転します。品物を手元に戻したい場合は話し合いとなり、賠償金額は減額されるのが一般的となります。
▽トラブルを避けるポイント
※預ける時は、品物の状態を確認。気になる点は質問し、説明してもらう。
※受け取り時は、品数や状態のチェックをすぐに行う。受け取り時のビニール袋をかけたまま放置し、暫く経過してから黄ばみやシミがあったとなってもクリーニング店の責任とはなりません。ビニール袋は、適切にはずしましょう。
※受け取り予定日にきちんと受け取る。預け入れた日から一定期間が経過すると、賠償基準は適用されません。長い間預けたままにするのは、望ましくありません。
~お買い物や契約で、心配なときや困ったときは相談窓口へ~
問合せ・相談先:市役所矢本庁舎1階 市民生活課消費生活相談窓口
月・水・金曜日(平日)9時~15時【電話】内線1294
火・木曜日は東部地方振興事務所県民サービスセンター(石巻合同庁舎内)でも相談できます【電話】93-5700(平日)または消費者ホットライン【電話】188
※直接相談に行く場合は、事前に電話確認してください。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>