文字サイズ
自治体の皆さまへ

食のリレートーク イート(食べる)でつながるとイ~ナ!! 第162回

52/59

宮城県東松島市

■地場産品の魅力発信 材料を主役にパン作り
ぱぱいやぱんや 阿部恵(あべめぐみ)さん、野田(のだ)ますみさん

平成24年の2月に新東名一丁目の阿部恵さんの自宅を改修してオープンしたパン屋さん「ぱぱいやぱんや」。震災前から地元の友人である野田ますみさんらとともにパン作りを行ってきましたが、被災を機に本格的にパンを販売して行こうと阿部さんと野田さんの2人で店を構えました。
開店から約2年後、アグリードなるせから小麦粉を仕入れたことに端を発し、徐々に地域の食材の魅力に気付かされたという阿部さん。「使わないのはもったいない」と、地場産米粉をはじめ、オイタミートのソーセージやチキン、あそら農園のイチゴ、よつばファームのさつまいもなど季節に合わせて旬の材料を仕入れるように。「〇〇パンを作るために必要な材料を揃えるのではなく、地域にこういう食材があるからどうパンにしていこうかという発想で作っています」。旬へのこだわりも強く、商品の多くが期間限定。「生産者の方々がすごくこだわりを持って作られている。そうした思いも大切に、旬の食材をどう活かすかが第一。2人とも地元出身ではないですが、この地域で生活を始め、良い食材がたくさんあることを知りました。おいしい時期においしいものという気持ちを大切に今後も地域密着で頑張りたい」と話していました。
オリジナルパンの中でも特徴的なのが人気商品の「ホネパン」と、宮戸の里浜で獲れたノリを使った「縄文ホネパン」。これからはブルーベリーが旬を迎えるので、どんなパンが並ぶかはお楽しみに。毎週水曜日の店頭販売のほか、市内外への出張・委託なども行っています。

次回は、母乳育児相談室Andante(アンダンテ)の助産師小野直子(おのなおこ)さんにバトンタッチします。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU