令和7年を迎えるにあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
市民の皆様には、市政運営および地方創生の推進に対して、ご理解とご協力をいただき、心から御礼を申し上げます。
本市は、令和4年9月にオランダに本部がある国際的な観光地の認証機関グリーン・デスティネーションズから「世界の持続可能な観光地トップ100」に宮城県で初めて選出され、また令和5年10月に、本市の奥松島地域(野蒜・宮戸地域)が、スペインに本部がある国連世界観光機関が認定する「ベスト・ツーリズム・ビレッジ2023」に、東北地方で初めて認定されたことから、令和6年を「観光元年」と位置づけ、観光振興施策に積極的に取り組んでまいりました。具体的には、令和6年3月に、日本三景松島と奥松島宮戸島を結ぶ定期観光遊覧船を新規に就航させたほか、11月27日には、本市がこれまで、最重要施策として整備を進めてきた「道の駅東松島」が開業いたしました。
「道の駅東松島」は、三陸自動車道上り線矢本パーキングから直接乗り入れ可能なほか、一般道からも乗り入れできる利便性の高い施設で、地元の豊かな海産物や農産物のほか友好都市の特産品など幅広い商品を取り揃えており、今後も「道の駅東松島」を拠点に交流人口の増加やさらなる地域経済の活性化を目指してまいります。
今年は、本市初となる津波避難タワーが完成するほか、大曲小学校校舎改築工事も行っており、有事の際には、新校舎の3階まで東西2方向から垂直避難できるよう屋外階段を配置する予定です。また、鷹来の森運動公園には、女川原子力発電所の事故による原子力災害時の避難退域時検査場所として、円滑化園路整備工事を進めており、今後も市民の皆様が安全・安心に暮らせるよう、災害に強いまちづくりの一層の推進に努めてまいります。
また、赤井地区には、民間開発による大型商業施設が進出する予定もあり、地域経済の活性化や働く場の創出がさらに拡大されるものと期待しております。
本市のまちづくりの将来像「住み続けられ持続・発展する東松島市」の実現に向け、さらに力を尽くしてまいりますので、引き続きご支援、ご協力を賜りますようお願いいたします。
結びに、東松島市のさらなる発展と、市民皆様のご健勝・ご多幸を心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。
東松島市長 渥美 巖
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