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【特集】国際交流のミライ ~国境と言葉の壁を超えて~(2)

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宮城県栗原市 クリエイティブ・コモンズ

■[Interview(インタビュー)]栗原市×南投市 想いと希望をつなぐ架け橋 その先へ
南投市との交流座談会や、親善野球大会に参加した皆さんへのインタビューから、両市の国際交流の未来を探ります。

●栗原市国際交流協会 浅沼 政幸(あさぬま まさゆき)会長
栗原市における国際交流の窓口として、これまでさまざまな活動を行ってきた栗原市国際交流協会。会長を務める浅沼さんに、草の根交流の意義や、交流のポイントなどについて話を伺いました。

▽自由な交流のために
草の根交流の利点は、個人間の絆が深まり、政治などの外的要因に左右されない自由な交流を行えることです。
国などが主体で行う交流の場合、世界情勢などさまざまな事情によって、ある日突然国交が制限されてしまうこともあります。しかし、個人同士の絆があれば、そうした影響を受けにくくなります。
国際交流協会では、こうした個人間の絆を深めるため、人的な交流に力を入れていきたいと考えています。その一歩として、今年度内に私たちが南投市を訪問し、栗原市民の受け入れ態勢を整えてもらう準備を行います。
将来、観光はもちろんのこと、交換留学などが盛んに行われる交流を目指していきたいと考えています。

▽国際交流三つのポイント
外国の人と交流する上で大切なのは、互いが住む地域の歴史を知ること、世界共通語になりつつある英語を話せること、人間は皆同じという意識を持つことの三つです。
自分の地域のことを知らなければ、相手にその良さを伝えることはできません。また、相手に対する理解を深めるためにも、歴史を知るということがとても重要です。
英語は、流ちょうに話せなくても大丈夫です。単語の意味が分かれば、相手に思いを伝えることはできます。また、相手が話している内容を理解することもできます。身ぶり手ぶりを交えて説明すると、より相手に伝わりやすくなるので意識してみてください。
そして、人間は皆同じという意識を大切にしてほしいと思います。肌の色や宗教、住む地域などが違っていても私たちは同じ人間です。積極的に声を掛け、自分の世界を広げてみましょう。

▽アジア圏の仲間として
栗原市と南投市は、同じアジア圏に住むかけがえのない仲間です。国際交流協会では、中国語の勉強会を行っている他、親善交流会などを今後開催する予定です。
市民の皆さんには、積極的に交流会や各種イベントに参加していただきたいと思います。対面交流だからこそ感じられる、人の温かさに触れてみてください。

●若柳小学校6年 小野寺 陽翔(おのでら はると)さん
栗原市選抜野球チームのキャプテンを務めた、小野寺さんに話を伺いました。

▽今度は南投市へ
海外のチームと試合をするのは初めてだったので、どのような試合展開になるのか、最初は少しだけ不安な気持ちがありました。
実際に試合をしてみると、相手ピッチャーが投げるボールは今まで体験したことのない速さで驚きましたが、仲間と声を出し合い精一杯プレーしました。南投市のチームと大好きな野球で真剣勝負ができ、とても楽しかったです。
今度はぜひ、南投市で試合をしたいと思っています。そのためにも練習を続け、もっとたくさんの球を打てるように努力していきます。海の向こうにある南投市の景色や野球場などを見られるその時が、今から楽しみです。

●南投市公所 観光文化課 詹 子程(チャン ツーチェン)課長
南投市訪問団の代表として、栗原市を来訪した南投市公所観光文化課長の詹(チャン)さん。
交流を行った感想や、これからの取り組みについて話を伺いました。

▽スポーツの力
今回の交流で特に印象に残っているのは、親善野球大会です。言葉が違っていても、スポーツを通じて子どもたちが心を通わせ、白熱した試合を繰り広げる姿に、私自身、非常に感動しました。
これまで両市は、卓球の交流選手団を派遣し合い、技術を磨き続けてきました。今後は種目をさらに拡大し、スポーツを通じた児童・生徒同士の交流に力を入れていきたいと考えています。

▽より良い友人であるために
今後、新たに取り組んでいきたいことの一つに、語学交流があります。南投市には日本語の学習団体があるので、学びたい意欲のある人たちが栗原市を訪問する機会を、積極的に増やしていきたいです。
また、両市の特産品を生かした製品開発も検討しています。それぞれの地域の特徴を生かしながら、多彩な製品を生み出していけたらと思っています。
今回、経済や教育など、さまざまな分野の交流について活発な意見交換ができ、とても実りある時間になりました。
これまでの歩みを大切にしながら、将来にわたってより良い友人であり続けるために、力を合わせて頑張っていきましょう。

●南投縣新豐國民小學6年 劉 與責(リュー ユーツォー)さん
南投市選抜野球チームのキャプテンを務めた劉(リュー)さんに、話を伺いました。

▽日本、栗原市を訪れて
私は、初めて日本を訪れましたが、礼儀正しく、親しみやすい人が多いと感じました。また、栗原市は田園風景がとてもきれいで驚きました。
親善野球大会では、選手たちが熱心にプレーしている姿が印象的でした。栗原市の小学生とまた試合をしたいです。

▽南投市のここがオススメ
南投市は、すてきな場所やおいしい食べ物がたくさんあります。
猴探井(ホータンジン)遊憩区という公園から見る夕日や、台湾土産で有名なサニーヒルズのパイナップルケーキが私のおすすめです。栗原市の皆さん、ぜひ遊びに来てください。

【輝く未来に向かい】
国際化が進む現代、ここ栗原にも600人を超える外国籍の市民が暮らしています。
そうした中で、南投市は身近な外国であり、異文化に触れることができる貴重な存在です。南投市の豊かな自然や文化、歴史に触れ、市民同士が国際的に友情を育むことは、かけがえのない財産になるはずです。
草の根交流の幕開けによって、国境や言葉の壁を超えた交流が改めて始まる今、両市の輝く未来に向かって一歩踏み出してみませんか。海を越えた地で暮らす友人が、温かい気持ちで私たちを待っています。

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