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自然災害との共生と豊穣の大地の物語 栗駒山麓ジオパークだより 81

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宮城県栗原市 クリエイティブ・コモンズ

◆栗駒山麓ジオパークで考える防災・減災
栗駒山麓ジオパークでは、さまざまな機会に防災・減災に関する情報提供や教育活動を行っています。その意義について改めて紹介します。

▽ジオパークプログラムと防災・減災
2015年にユネスコの正式事業となったジオパークプログラムにおける役割のひとつに、地域での防災・減災に果たす重要性が明示されています。栗駒山麓ジオパークでも、地域の防災を担うさまざまな公共機関が参画しています。事務局に常駐する専門員や推進アドバイザーには、防災関連分野の知識や経験を有する人材が多く所属しています。これにより、栗駒山麓の防災や減災について情報提供が可能な体制が整っています。
また、ジオパーク学習では、この地域の理解を深めていくことと併せて、平成20年岩手・宮城内陸地震を知り、この災害を後世に伝えていくことをねらいとしています。地域の小中学校と協力し、活動を継続的に展開することで、自然災害に対応できる人材の育成につながり、地域全体の防災力の向上が期待されます。

▽ここだからこそできる活動
栗駒山麓ジオパークでは、平成20年岩手・宮城内陸地震で生じた山地災害の痕跡を、価値のある地質遺産として保全し、教育活動や持続可能な開発に向けた取り組みに活用しています。自然災害の記憶を伝える現場が保全され、科学的な価値を伝えることができる人材や環境が整っていることが、この地域の強みとなっています。
国内最大級の地すべりである荒砥沢地すべり地では、林野庁の協力の下、15年かけて斜面の変化などの動向を観測しています。これにより、安全性を確認した上で安全管理と地すべりの保全計画を策定し、防災教育や学術研究などを目的とした立ち入りが可能となりました。過去の自然災害を自分事として考え、未来にむけた行動を起こすことができる機会を、今後も提供していきます。

◆栗駒山麓ジオパーク特産商品「栗駒山麓のめぐみ」第4回募集
栗原の大地に関係する物語を持った食品やレシピを「栗駒山麓のめぐみ」として募集しています。認定した商品には、認定証を授与する他、パンフレットやイベントで紹介します。ぜひ、申し込みください。

募集部門:
(1)食品(飲食店)部門
(2)菓子・飲料・お土産部門
(3)レシピ部門
応募基準:
・市内で生産または関係する主な食材を、一品以上使用していること
・栗駒山麓ジオパークのテーマ「自然災害との共生と豊穣の大地の物語」に関わる「物語」を持つこと
応募期限:8月31日(木曜日)必着
応募説明会:
・7月7日(金曜日)午後2時~ 市民活動支援センター
・7月10日(月曜日)午後2時~ 金成庁舎内やすらぎセンター
※詳しくは、栗駒山麓ジオパークウェブサイトをご覧ください。

・ジオパーク 市ウェブサイト
・ジオパーク Facebook
・ジオパーク LINE
※QRコードは本紙17ページをご覧ください

問合せ:ジオパーク推進室
【電話】24-8836
【FAX】45-5936

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