◆力強く躍進する一年に
謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
市民の皆さまにおかれましては、すがすがしい気持ちで新年をお迎えのことと、お慶び申し上げます。
昨年を振り返りますと、平成20年岩手・宮城内陸地震の発生から15年という節目を迎え、防災・減災への思いを新たにするとともに、震災の記憶を風化させないよう、当時の出来事を振り返り、伝え、そして後世につないでいくことの大切さを再認識した1年でありました。
また、長らく脅威となっていた新型コロナウイルス感染症については、国での取り扱いが、昨年5月から緩和されたことにより、市内各地で多くの行事が行われるなど、かつての活気が戻ってきています。
一方で、国内の落ち込んだ地域経済の再生や、ロシアのウクライナ侵攻をきっかけとした物価高騰などをはじめとする、新たな課題に直面しております。
市といたしましては、令和6年も引き続きこれらの課題解決に向け、燃料や食料品といった、生活必需品の物価高騰の影響を受けている市民の皆さまへの支援制度を実施するなど、地域経済の再生を進めており、今後におきましても、国の動静を適切に捉えながら、市政運営に取り組んでまいります。
今年は、辰年です。天に昇る龍のように力強く、明日を担う子どもたちに「豊かな美しいくりはら」を引き継ぐため、全力を尽くしてまいりますので、皆さまのなお一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。
結びに、令和6年が、皆さまにとりまして、幸多き健やかな年になることをご祈念申し上げまして、新年のあいさつといたします。
栗原市長
佐藤 智(さとう さとし)
◆市民にとって身近な議会に
明けましておめでとうございます。
市民の皆さまにおかれましては、健やかに新年をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。年頭にあたり、市議会を代表し、謹んで新年のお祝いを申し上げます。
日ごろより、議会運営や議会活動に対し、格別なご支援とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
令和5年は、新型コロナウイルス感染症が5類に緩和されたこともあり、運動会やお祭りなど地域行事も再開され、市内各地でにぎわいが戻ってきたのを実感いたしました。そして、議員として多くの市民の皆さまの声を伺う機会にも恵まれました。
市民の皆さまからの意見を反映させた政策提案や、市政運営のチェックなど、二元代表制の一翼を担う市議会の責務は、ますます重要になっております。これまで以上に市民の意見を代表する議事機関として、行政と均衡を図りながら、市民にとって身近で開かれた議会を目指してまいります。
令和6年は、甲辰(きのえたつ)の年です。十干(じっかん)の始まりである甲には、物事の始まりという意味があります。また、辰は草木が伸長し、形が整い活気にあふれた様子を表しています。
市議会では、タブレットを活用した会議システムの導入など、新たな取り組みを始めました。そして、今任期も終盤に入ります。これまでの活動が形となって甲辰の年にふさわしく飛躍し「市民が創るくらしたい栗原」の実現に向け、私たちの生活がさらに向上する年となることを、目指してまいります。
結びに、市民の皆さまにとりまして、希望に満ちた素晴らしい一年となりますことを心からお祈り申し上げ、新年のあいさつといたします。
栗原市議会議長
高橋 渉(たかはし わたる)
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