■もしも、水道管が凍結、漏水してしまったら
水道管の凍結により、水が使えない場合の解凍方法や、漏水時の対応を紹介します。
◆漏水の確認方法と対応
◇漏水の確認方法
漏水しているかもしれないと思ったら、次の方法で確認できます。
▽確認方法
(1)屋内外の全ての蛇口を閉める。
(2)水道メーターボックス内にある、水道メーターの銀色の小さい部品「パイロット」が止まっているか確認する。パイロットがわずかでも回転していれば、漏水の可能性があります。
◇漏水している場合の対応
(1)水道メーターボックス内の止水栓を閉めて水を止める。
※閉める場合、止水栓に表示された回す向きを確認してください。製造メーカーにより、閉める向きが異なる場合があります。
(2)市指定給水装置工事事業者へ修理を依頼してください。
◆水道管が凍結してしまったら
◇水道管の解凍方法
水道管を温めることで、管内部の氷を溶かせる場合があります。
▽解凍方法
露出した金属部分を全てタオルで覆い、その上からぬるま湯をゆっくりかける。
※熱湯をかけると管や蛇口が破裂する場合があります。必ずぬるま湯をかけてください。
※ぬるま湯の代わりに、ドライヤーの温風で温める方法も効果的です。
◇水道設備会社に依頼する場合
自宅で解凍できない場合、水道設備会社に依頼する方法があります。解凍作業や修理費用が発生した場合は、自己負担になります。
詳しくは、市指定給水装置工事事業者へ直接問い合わせください。
※市指定給水装置工事事業者は、市内で水道工事を行うことを許可された水道設備会社です。市が定めた基準を満たし、適切な水道設備の設置や修理を行うための資格と技術を持っています。
・市ウェブサイト 水道管の凍結防止について
※二次元コードは本紙4ページをご覧ください
◆漏水が発生した場合の水道料金減免制度
意図せず発生した漏水の場合、水道料金が減免される制度があります。適用には条件がありますので、詳しくは、問い合わせいただくか、市ウェブサイトで確認してください。
申請方法:申請書に必要事項を記入の上、各総合支所市民サービス課または上下水道部経営課に申し込みください。なお、申請には申請書の他、市指定給水装置工事事業者が作成した修繕工事完了報告書、工事写真などの添付が必要
です。申請書は、市ウェブサイトからもダウンロードできます。
・市ウェブサイト 水道のトラブル
※二次元コードは本紙4ページをご覧ください
対象期間:減免の適用期間は2カ月間です。修理が遅れると対象外になる期間が発生します。早めに修理をしてください。
その他:水道管の破裂など漏水に伴う修理費用は自己負担になります。修理費用など工事の詳細は、市指定給水装置工事事業者に問い合わせください。
問合せ:上下水道部経営課
【電話】42-1130
■普段通り暮らすために凍結予防が大切
◆「事前の対策」が「安心」につながる
水道は、人の暮らしに欠かせないとても重要なインフラです。水は飲むだけではなく、風呂やトイレなど生活用水としても大量に使用され、日常生活を送るために重要なものです。
今年も12月に入り、水道管が凍結しやすい時期を迎えました。特に年末年始は、帰省する人も多く、家庭で過ごす時間も増えます。また、水道設備会社も休みになるため、水道管凍結などの水回りトラブルは、特に注意が必要です。
インタビューにもあるように、自宅などの水道管が凍結してしまうと、1週間以上、水道が使えなくなることや、漏水が発生した場合には、修理費用が高額になることもあります。
こうした不安を取り除くため、事前の凍結防止策がとても大切です。
適切な凍結防止策は、普段と変わらず水道を使うための準備です。家族と安心して水道が使えるように、今できることがあります。
まずは、水抜栓の場所を確認するなど、事前の対策を始めてみませんか。
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