栗原市長 佐藤 智
■異国の仲間たちとの架け橋に
師走に入り、日増しに寒さが厳しくなってきますが、慌ただしさと同時に、新しい年を迎える準備でにぎわいも感じられる毎日です。
この年末、市内の20人の中学生の皆さんが「くりはら親善大使」として、台湾の南投市に向け、いよいよ日本を出発します。
中学生の海外派遣事業は、これまで「青空大使」としてオーストラリアへ派遣を行っていましたが、コロナ禍で中止を余儀なくされていました。
子どもたちに、以前のように海外に触れる機会を設けたいと思い、今年から派遣先を改めて実施します。
市と南投市は、自然災害の教訓を生かしたまちづくりを共通点として交流が始まり、2020年に姉妹都市提携を結びました。
大使たちには、過去に台湾を襲った大地震から学ぶ防災学習や、地元の中学生との交流などを通して異国の歴史や文化を肌で感じ、多くのことを学んで来て欲しいと思います。
そして、今回の経験が子ども達の国際的視野を広げ、自分の未来を切り拓く力につながることを願い、送り出したいと思います。栗原市民としての自信と誇りを胸に、いってらっしゃい。
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